プラマック・ヤマハ、ミゲル・オリベイラの起用を正式発表。2025年のMotoGPシートは残り1席
来季からヤマハのサテライトチームとしてMotoGPを戦うプラマックは、ミゲル・オリベイラを起用することを発表した。
ミゲル・オリベイラがヤマハと契約を結び、新たにサテライトチームとなったプラマックから2025年のMotoGPを戦うことになった。
大方の予想通り、オリベイラは2シーズン限りでトラックハウス(前RNFレーシング)を離れ、ヤマハ陣営に移籍することが決まった。
2019年にKTM陣営のテック3からMotoGPデビューしたオリベイラは、KTMのバイクに4年、アプリリアのバイクに2年乗っており経験豊富。KTM時代には5勝含め7回の表彰台を獲得している。
先月トラックハウスがラウル・フェルナンデスのチームメイトとして、Moto2クラスで活躍している小椋藍を起用すると発表したことから、オリベイラはシートを失うことが決まっていた。
「ヤマハのようなこのスポーツを象徴するブランドを代表するライダーになることは、僕にとって大きな特権だ」
そうオリベイラはコメントを寄せた。
「MotoGPに参戦して以来、僕は常に青いバイクに熱い視線を注いできた」
「それが現実になった。このようなプロジェクトの重要な移行期において、ヤマハ発動機が僕にコミットしてくれたことに感謝したい。リン・ジャービス(ヤマハのマネージングディレクター)は、話し合いを始め、これを実現させる上で重要な人物だった」
「ヤマハ発動機は、バイクをトップに戻す上で重要な過渡期に僕は自分が役に立つと確信している」
「パオロ・カンピノッティ氏(プラマックのチーム代表)やジーノ・ボルゾイ(プラマックのチームマネージャー)、そしてプラマックのスタッフ全員に感謝したい。この新しい章をスタートさせることができるなんて、これ以上幸せなことはない」
Miguel Oliveira, Trackhouse Racing Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
プラマックはドゥカティとの20年にわたるパートナーシップに終止符を打ち、2022年にRNFレーシングを失って以来初のサテライトチームとしてヤマハの傘下に入る。
ヤマハはプラマックのライダーと直接交渉しており、間もなくジャック・ミラーを2人目のライダーとして発表すると見られる。このプラマックの二人目のシートが、2025年のMotoGPに残る最後のシートとなる。
ヤマハのジャービスは、次のようにオリベイラについて語った。
「ミゲル・オリベイラのようなプロフェッショナルで経験豊富なライダーが、2025-26年のヤマハのラインアップに加わることを発表できることを嬉しく思うとともに、彼をヤマハMotoGPプロジェクトに温かく迎え入れたい」
「ミゲルは、ヤマハYZR-M1のパフォーマンスを向上させるために必要な技術的ノウハウ、経験、スピード、正確さを備えたライダーだ。ヤマハMotoGPプロジェクトの主要メンバーとして、彼と一緒に仕事ができることを楽しみにしている」
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