レプソル・ホンダ、エスパルガロ弟のテストパフォーマンスに満足げ。順調な適応は予想通りか
レプソル・ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチは、新加入のポル・エスパルガロが既にRC213Vへ適応しており、パフォーマンスに満足していると語った。

ポル・エスパルガロはMotoGP2021年シーズンにレプソル・ホンダへと移籍。カタールテストがホンダ・RC213Vの初ライドとなったが、チームマネージャーのアルベルト・プーチはその適応具合に満足しているようだ。
KTMからレプソル・ホンダへの移籍となったエスパルガロだが、彼がカタールテストで示した走りはライバルからも驚きを持って迎えられた。エスパルガロはテストをホンダ勢トップの総合10番手タイムで終え、トップタイムのジャック・ミラー(ドゥカティ)からは約0.8秒差だった。
ホンダのマシンは乗りこなすことが難しいと評価されており、マルク・マルケスが勝利を重ねる一方で他のホンダ勢は苦戦していることも多かった。そのためエスパルガロがスムーズに適応できるかは未知数だと考えられていたが、前述のように彼は少ないテスト日数でも好パフォーマンスを示すようになった。
今回のプレシーズンテストでは日数が限られていることもあり、エスパルガロはほとんどの時間をマルケスのベースセットアップで走行。マシンの“本質”に集中しようとしていた。
ホンダ勢はテストで計10回のクラッシュがあったが、エスパルガロは初めてのマシンにもかかわらず、クラッシュはわずか1回。堅実な走りを見せた。
チームマネージャーのプーチは、こうしたエスパルガロの適応の進み具合やパフォーマンスに満足しているようだ。
「彼がこのバイクを気に入ってくれて、そして速く走ることができたから我々も非常に嬉しく思っている」
プーチはそう語る。
「彼の適応は非常に満足行くものだ。また最も重要な点はポルがこのマシンに良いフィーリングを感じていて、満足していることだ。現時点ではそれが我々の求めているものなんだ」
またプーチはエスパルガロが2014〜2016年にかけて走らせていたヤマハのようなバイクよりも、彼のライディングスタイルであるアグレッシブな走りを実現できるマシンの方がのびのびと走れると考えていたと語った。
「我々は常にポルがウチのバイクに素早く適応できると考えていた」
「しかし、適応が早いだけでなくスムーズに進んだというのも事実だ。ライダーにもバイクへの適応プロセスのなかでプッシュし、力ずくや度胸で行なう者もいるが、ポルは自然な形でやっていた。つまりポルとホンダのマシンの間には密接な関係ががあるんだ」
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