MotoGP サンマリノGP

マルケスに残ってもらえるように、チームの抜本的改革が必要。ホンダMotoGPチームマネージャーのプーチ「言葉ではなく事実で説得しなきゃいけない」

ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチは、マルク・マルケスに残留してもらうためにも、ホンダは言葉ではなく、事実をもって説得しなければいけないと語った。

Alberto Puig, Repsol Honda Team Team Principal

 今季限りでホンダ/HRCとの契約を終了させ、ドゥカティ陣営のグレシーニに移籍するのではないかと言われているマルク・マルケス。ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチは、マルケスに残留を決めさせるため、ホンダは言葉で説得するのではなく、事実で説得できるようにしなければいけないと語った。

 来シーズンに向けたMotoGPの移籍市場が活発化する中、最も注目を集めているのは8度の世界チャンピオン経験者であるマルケスの去就だ。本来ならばマルケスは2024年シーズンまでホンダ/HRCとの契約を結んでいるが、これを1年前倒しして今季限りで終了させ、ドゥカティ陣営のグレシーニに移籍するのではないかという噂が、まことしやかに囁かれているのだ。

 この噂についてマルケスは「HRCと契約がある」と述べるにとどまっている。

 サンマリノGPの後には、同じミサノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリを舞台に公式テストが行なわれる予定で、ここでマルケスはホンダの2024年仕様プロトタイプシャシーを試す予定だ。サンマリノGPでは、テストライダーのステファン・ブラドルがワイルドカード参戦し、このプロトタイプバイクを試した。

 ホンダはマルケスの求めに応じて、組織改革を敢行中。ヨーロッパ出身者も含め、新たなエンジニアを他チームなどから獲得している。プーチはこのミッションの責任者であり、これによって現在のマシンの弱点を潰そうとしている。

「我々はマルクと契約を結んでいる。そして彼は、我々に何かを言ったわけじゃない」

 プーリはDAZNスペイン版のインタビューでそう語った。

「我々の状況が悪いのは明らかだ。来年彼に、信頼できるだけのバイクを与えることが非常に重要なんだ」

「マルクに残留するよう説得しなければいけないのはホンダだ。それも言葉ではなく、事実を持ってだ」

 プーチはマルケスの考え方に寄り添っており、あらゆるシナリオを重視していることを完全に理解している。

「マルクが経験しているであろうフラストレーション、そして彼が他のブランドと話し合っていることもよく理解できる」

「技術的なレベルでの解決策が見出されるには、程遠いことは明らかだ」

 現在のホンダの状況を劇的に変えるためには、大きな改革を行なうことが必要だとプーチは言う。

「何かを変える時には、何もしないのと同じように少しずつ変えることもできるけど、根本的にガラリと変えることもできる」

「我々は、抜本的な変化を行なうことを考えているよ」

 そしてプーチは、マルケスが移籍を選んだとしても、誰もそれを止めることはしないと改めて強調した。

「ホンダは誰かに残るよう強要するような、そんな会社ではない」

 このことは、HRCの渡辺康治社長がmotorsport.com日本版のインタビューで語ったことと同じだ。

「彼に残ってもらえるように、“モノ”でしっかりと示してあげなければいけないと思っています。根性論でただ『残ってください』と言うのは、ホンダのやり方ではありません」

 

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