ホンダMotoGP、新型RC213V準備完了からは”まだ遠い”。方向性ポジティブがプラス材料か

レプソル・ホンダのチームマネージャーであるアルベルト・プーチは、2022年型RC213Vの開発具合について、まだ準備万全とは言えないものの、ポジティブな方向だとしている。

ホンダMotoGP、新型RC213V準備完了からは”まだ遠い”。方向性ポジティブがプラス材料か

 2021年のMotoGPが終了してから数日、ヘレス・サーキットで早くも2022年シーズンに向けた最初のテストが行なわれ、各メーカーが新型マシンを走らせた。ホンダは新型マシンの準備はまだ整っていないものの、方向性は見つかったと語っている。

 ホンダは2020年シーズンに、1982年の最高峰クラス復帰以来初めての未勝利を経験。レプソル・ホンダのエースであるマルク・マルケスが怪我によって欠場していることの影響をうかがわせた。

 2021年シーズンはレースへ復帰したマルケスの手で、ドイツGP、アメリカズGP、エミリア・ロマーニャGPで3勝を記録。しかし2021年型RC213Vについては度々ライダーからリヤグリップの不足が問題として指摘されていた。

 9月のミサノテストで、ホンダは大きく変更を施した2022年型のプロトタイプを投入。ヘレステストでもその開発を継続させてきた。ただ今回ホンダにとって痛手だったのは、調子を取り戻しつつあったマルケスが、アルガルヴェGPを前にしたトレーニング中に転倒し、複視の症状が出てしまったために、テストも欠場しなくてはならなかった点だろう。

 チームマネージャーであるアルベルト・プーチは、2022年型の開発度合いについてmotogp.comに「答えるのは簡単ではない。ときには我々も分からなくなるからだ」と答えている。

「テスト後にエンジニア陣がすべての情報を集め、そして当然だが方向性や何をすべきかといったことを決める必要がある」

「開発において我々がどの段階にいるのかと言うが、我々はテストと開発を同時に行なっている」

「つまり開発はいつでも行なえるということだ」

「我々はライダーにとって何がベストなのか、それを様々なシャシー構成やエンジンなどから理解しようとしている。それは全てのメーカーが行なっていることだ」

「まだ準備が整うところからは遠いと言えるが、ここでのテストは非常に重要なものだ」

「マルクが不在という、我々のライダーに関する複雑な状況はあるが、我々は良い情報を得られている」

 またプーチはmotorsport.comの取材に対して、開発の方向性を見つけており、ポジティブな方向に進んでいると語った。

「結論としてはポジティブだ。我々は作業を続けていく方向性を見つけている」

「バイクは様々なライダーの手でテストされている。各人が違ったことを言ってくるならそれは非常に複雑だろうが、幸運なことに、ライダー達からはかなり似た意見が出ている」

「これは重要なことだ。我々がミサノでテストしたモノと、ヘレスに向けての取り組みが上手くいっていると分かるからだ。これはポジティブなことだよ」

 なおポル・エスパルガロは2022年型について、問題となっていたリヤグリップは改善しているものの、フロント側についてはさらに厳しくなったと語っている。

「僕が要求していたグリップなのは間違いない。彼らはこの点で多くの作業に取り組んでくれて、大きく前進した」と、エスパルガロは言う。

「大きなリヤグリップを生み出していると、他の問題も持ち上がってくる。特にフロントエンドではより苦労してしまっている。もっと柔らかいタイヤが必要かもしれない」

「でも要求していたものは手に入った。今は自分の仕事をして、努力に応えないとね」

 
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