MotoGPホンダのチームマネージャー、小椋藍の初勝利に高い評価。来季ステップアップに現実味?
レプソル・ホンダのチームマネージャーを務めるアルベルト・プーチは、MotoGP第6戦スペインGPのMoto2クラスで小椋藍が勝利したことは、ホンダにとっても重要なことだと話した。

MotoGP第6戦スペインGPのMoto2クラスでは、日本人ライダーの小椋藍がキャリア初優勝を達成。この勝利はホンダにとっても重要なものだとアルベルト・プーチ(レプソル・ホンダチームマネージャー)は考えている。
小椋は現在21歳の若手ライダー。アジア・タレントカップ、レッドブル・ルーキーズカップを経て2018年にCEV Moto3 ジュニア世界選手権へ参戦。2019年からはHonda Team AsiaでMoto3クラスへフル参戦を開始し、2020年にランキング3位を獲得。2021年にMoto2クラスへ昇格し、初年度から表彰台を獲得するなど、ホンダの育成ライダーとしても期待が持たれていた。
実際、ホンダのチームマネージャーを務めるプーチは、今回の小椋の勝利を高く評価している。
「今回の勝利は非常に重要なものだ」
「小椋は何年か前にアジア・タレントカップで頭角を現した。そしてついに、そのライダーがMoto2で勝利する姿を見ることができたのは、このプロジェクトにとってだけではなく、ホンダにとっても非常に重要なことだ」
「我々はホンダファミリーの一員であり、このシリーズにかかわる全ての人間が、彼の勝利を非常に喜んでいるんだ」
小椋には、現在MotoGPクラスに参戦している日本人ライダーの中上貴晶(LCRホンダ)の後任として、来シーズンからステップアップを果たすのではないかという見方も出ていた。
シート喪失が噂される中上は、2018年にMotoGPクラスへデビューし今シーズンで5年目を迎えている。2020年には日本人ライダーとして16年ぶりのポールポジションを獲得する姿なども魅せたが、まだ表彰台を獲得できていない状況だ。
今回の小椋のMoto2クラスでの勝利で、中上の後任として最高峰クラスへ進むという選択肢が、ますます現実的なモノとなってきていると言えそうだ。
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