マルク・マルケス、4度目手術からの復帰に焦りは厳禁？　「一歩一歩」と医者から釘とチームマネージャー

　5月末、ホンダはマルク・マルケスが2020年に負った右腕骨折に対し、4度目の手術を受けることを発表。無事、手術は成功しマルケスは療養に入っているが、チームマネージャーが現在の状況や今後の予定について明かした。

　2020年の骨折当時は、1度目の手術を受けた次の週にはレース復帰を目指すなど、不屈の闘志を見せつけていたマルケス。

　今回の手術も無事に成功して、今後の回復にマルケスも意欲を見せている。ただ、今後は2～3週間ごとに状態を確認していくことになるという。

　マルケスの復帰は多くのファンが待ち望んでいるが、チームマネージャーのアルベルト・プーチは、今回は”コスト”として跳ね返ってくるとしても、彼は医師の指示に従うだろうと語っている。

「医療チームは、2～3週間ごとに状態を評価していくことになる。今の優先順位は骨の治癒と、その他の合併症を回避することだ」

　レプソル・ホンダのインタビューの中で、プーチはそう答えた。

「彼が自宅に帰ることができ、そして右腕の回復について考え始められていることを、非常に嬉しく思っている」

「すぐに病院から戻ることができ、自宅から離れる時間を少なくできたのは良いことだ」

「（手術を担当した）医師はマルクに対し、スペインのサミュエル医師と定期的な検査を受け、一歩一歩進まなければならないと話していた。医療チームは互いに非常に密接に協力していて、それがとても大事なんだ」