「V4かどうかなんてどうでもいい! 速いバイクをくれ」クアルタラロ、去就もチラつかせヤマハに再度プレッシャーかける
ヤマハのファビオ・クアルタラロは、改善が進まないチームへの苛立ちを隠しておらず、V4エンジンの開発を進めるチーム内に緊張感が高まっていることも認めた。
Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing
写真:: Alexander Trienitz
2026年のMotoGPに向けたV4エンジンの開発が進められているヤマハ。ただエースライダーのファビオ・クアルタラロの忍耐も長くは続かないかもしれない。
現在MotoGPで唯一直列4気筒エンジンを使用しているヤマハは、他メーカーと同じV型4気筒のエンジンを投入すべく開発を行なっており、チーム代表のパオロ・パベシオはV4エンジンを2026年シーズンに採用したいとの意向を示している。この件についてクアルタラロは、自身のMotoGPでの去就はチームが適切な判断を下せるかにかかっているとコメントした。
というのも、2019年のデビュー以来ヤマハ陣営一筋で2021年にはチャンピオンにも輝いたクアルタラロは、ここ数年苦しいシーズンが続いている上に、最近は期待を裏切られるような展開が続いていることもあって、チームへの不満を募らせている。今季は予選での速さスピードが目立っており、ここまで4度のポールポジションを獲得したものの、レースではいずれも失望させられる結果に終わっており、特にイギリスGPでは優勝目前でトラブルに見舞われて悔しさを爆発させた。
パベシオ代表のV4エンジンに関する意向について記者から言及され、見解を問われたクアルタラロはこう答えた。
「彼が何を考えているかについてはよく知らない。それに彼は技術面にそれほど関わっていないんじゃないかな」
「現実的な話をすると、僕を引き留めたいなら何をすべきか、彼ら(ヤマハ)はよく分かっている。正直、僕はV4かどうかはどうでもいいんだ。来年に向けて、とにかく戦闘力のあるバイクが欲しいんだ」
クアルタラロがメディアを通して“最後通告”を出すのは今に始まった事ではない。先月のオランダGPでも彼は「今すぐ勝てるプロジェクトを求めている」と話していた。
ヤマハのチーム内では緊張状態が高まっているのか? その問いに対してクアルタラロは、ドイツGPのスプリントで3位に入るなど一定の結果を残しているにもかかわらず、それを肯定するような返答をした。
「そうだね、少し緊張してきている。というのも、僕たちは常にもっと多くのこと、改善を期待しているのに、そういったものが見られていないんだ」
「V4については、確かに良いフィードバックが得られているけど、ラップタイムはものすごく遅い。やはり重要なのはラップタイム。フィーリングが良くったって……という感じだ」
ドイツGPでは、言葉だけでなくボディランゲージからも苛立ちを隠せていなかったクアルタラロ。土曜朝のFP2では技術的トラブルが発生したことでバイクを激しく叩き、日曜のウォームアップではチェッカーフラッグを受けた後に再びVZR-M1を叩く仕草を見せた。
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