優勝争いなんて口にできない? クアルタラロ、オーストリアGPで苦戦認める
MotoGPのポイントリーダーであるファビオ・クアルタラロは第5戦オーストリアGP初日で苦戦。決勝で優勝を争えるとは言えない状況だと、彼は認めた。
Fabio Quartararo, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
レッドブルリンクで行なわれているMotoGP第5戦オーストリアGP。その初日走行で、ポイントリーダーのファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)は総合10番手タイムと中盤に留まった。
このサーキットは直線成分が多く、最高速でライバルに10km/hほど劣るヤマハにとってベストなコースとは言えない。しかも現在エンジンに問題を抱えているという事実も、ヤマハ勢にとっては悩みの種だ。
クアルタラロは初日に示したペースの面では全体的に満足しているものの、トラックの性質を考えるとオーストリア2連戦ではポイントの面で痛手を負う可能性が高いとも認めた。
「タイヤについてだけど、ブルノよりは良くなっていると思う。というのもFP1では実はミスをしてしまった……エンジンマップを変えるのを忘れていたんだ」
クアルタラロはそう語った。
「パフォーマンスは悪くはなかった。1分25秒1を僕らの苦戦するトラックで出すことができた。今朝はマシンのセッティングがまだそこまで良くなかったんだ」
「今日については満足はできていない。でもバイクの状態はそこまで素晴らしいわけじゃなかったのも分かっている」
「だから2日目は多くのことを試して、満足できればと思っている。だけど残念ながら勝利を争うためにここにいるとは言えないね」
「でもできる限り僕のベストを尽くして、最大限のポイントを持ち帰ってミサノへ向かうよ。あそこは僕らにとって良いコースになるだろう」
ただヤマハにはエンジントラブルの懸念がつきまとっている。motorsport.comの取材によれば、ヤマハが問題を修正するため、MSMA(モーターサイクル製造者協会)のミーティングで、封印されているエンジンの開封許可を求めたという。
そうした問題点について、クアルタラロは詳しいことは分かっていないと答えた。
「ええと、実際僕はそれについて分かっていないんだ」
「もっとパワーがあればと思っているのは事実だけど、(抑えられていると言われている)回転数については分からない。それはチームの誰かに訊くべき質問かもしれないね」
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