失意の2020年過ごしたクアルタラロ、”メンタルトレーニング”に注力し来季に備える
浮き沈みの激しいMotoGP2020シーズンを過ごしたファビオ・クアルタラロ。彼は来季に向け厳しい状況でも落ち着いた感情で臨みたいと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年のMotoGPにおいて、ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)は開幕戦となるヘレス2連戦で連勝を挙げたことにより、タイトル候補最右翼と考えられるようになった。
しかしその後のクアルタラロは浮き沈みの激しいシーズンを過ごし、第9戦カタルニアGPで3勝目を挙げるまで表彰台を獲得できなかった。
そして第10戦フランスGP以降、彼は再び苦しいレースが連続。タイトル争いからはほぼ脱落してしまい、結局最終戦ポルトガルGPを14位で終え、ランキング8位でシーズンを終えた。これはデビューイヤーの昨年(ランキング5位)にも劣る成績だ。
クアルタラロは2020年型のYZR-M1に苦戦、ガレージなどではバイクへの不満を頻繁に示していた。
彼は2021年にヤマハファクトリーチームに昇格するが、それに先立って“精神面で落ち着きを得る”をことが非常に重要だと考えている。そうすることでバイクの問題をより良くクルーに伝達できるからだ。
「バイクに乗っている時、ボックス内にいるとき、そしてその外でも、感情の部分に取り組みたいと思っている」と、クアルタラロは言う。
「来年に向けて、それは本当に重要になると思っている。クルーチーフやエンジニアにより良いコメントを返せるからだ。感情が昂ぶっているときには、バイクが機能していないとただ言うだけで、どの部分が問題なのかがわからなくなってしまうんだ」
「だからそれはとても重要になると思うし、今のところそれに取り組むことが必要だとも感じている」
またクアルタラロはポルトガルGPの段階で落ち着いて仕事に取り組んでおり、さらにシーズン終了後からは既に心理学者との取り組みを開始していると明かした。
「感情面だけど、できるだけ落ち着いてより冷静になれるように、既に取り組みを始めているんだ」と、クアルタラロはポルトガルGPの際に語った。
「当然だけど、心理学者に見てもらうつもりだ。何度かその経験はあるけど、(今回は)もっと頻繁にするつもりだよ。小さな違いが大きな変化を生めると思うからね」
「だからまた心理学者のところに行って、この部分に取り組むつもりなんだ。僕にとってはチームと細かいところを詰めることがとても重要になるだろうからね」
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