初ポール獲得モルビデリ、その速さはクアルタラロにも予想外!?
ファビオ・クアルタラロは、MotoGPカタルニアGPでチームメイトのフランコ・モルビデリがポールポジションを獲得するほどの速さを示すとは予想していなかったと認めた。
Fabio Quartararo, Petronas Yamaha SRT, Franco Morbidelli, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
2020年のMotoGP第9戦カタルニアGPの予選は、ペトロナス・ヤマハSRTのフランコ・モルビデリが、チームメイトのファビオ・クアルタラロを下してキャリア初のポールポジションを獲得した。
モルビデリは今季の予選ではクアルタラロの後塵を拝することが多かったが、カタルニアGPでは初ポールポジション獲得で彼を上回るという出色の出来であった。
予選Q2において、モルビデリは1分38秒798をマーク。これはホルヘ・ロレンソが2018年に記録したレコードラップまであと僅かに迫る速さだった。
PPを逃し2番手に終わったクアルタラロだが、彼はチームメイトがここまでの速さを発揮してくるとは予想していなかったと、予選後に認めた。
「最終的にはフロントロウにいることが最も重要だから、とても満足している」
クアルタラロは予選後にそう語った。
「つまり僕らは自分たちの目標を達成しているんだ。今日、フランコは本当に速かった。彼が予選で速いとは思っていたけど、ここまでとは予想していなかった」
「でも結局のところ、僕は2番手に満足しているし、ペースだって良い。だから今日1日に満足だよ」
初ポールポジションを参戦3年目でついに獲得したモルビデリ。彼はクアルタラロを予選で破ることは「常に困難だ」と認めながらも、“純粋なスピード”で自身が一番だと示せたことが嬉しいと語った。
「1位になれて最高の気分だ。素晴らしいよ」と、モルビデリは初PPの喜びを語った。
「予選は“純粋なスピード”を争うもので、僕は今日自分が最速だということが分かって本当に嬉しい」
「ファビオをタイムアタックで倒すのは常に難しい。だから今回の予選で自分のやったことにはとても、とても満足している。バイクには素晴らしいフィーリングがあって、タイヤもマシンもハードにプッシュすることができた。今日は最高のフィーリングだった」
また予選前には、自身の師匠にあたるバレンティーノ・ロッシが2021年にペトロナス・ヤマハSRTへ加入することが発表された。そして、予選ではロッシが3番手フロントロウに並び、ヤマハ勢が1列目を独占する結果となった。
ロッシは土曜フリー走行で自身の走りを改善することができたと語り、レースペースに関しても良いモノがあると決勝にも自信を見せた。
「良い土曜になった。金曜日から良いスタートを切っていたからね」と、ロッシは言う。
「始めからマシンは競争力があったし、良いフィーリングだったんだ。そして今日も、僕らはいい形で取り組むことができた。僕の好みに向けていくつか調整を行なうことができたんだ」
「そして僕自身を改善していった。FP4ではユーズドタイヤで良いペースがあったんだ。だからフロントロウからスタートすることは非常に重要になる。ターン1はとても遠いからね。最初から全力を振り絞る必要があるだろうけど、良いレースにしたいね」
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