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ヤマハのクアルタラロ、一時9番手に下がるもドーハGP勝利「最も特別な1勝」

MotoGP第2戦ドーハGPで優勝を果たしたヤマハのファビオ・クアルタラロは、今回の勝利はキャリアの中でも”最も特別”なモノだと語った。

Race winner Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing

写真:: Gold and Goose / Motorsport Images

 MotoGPドーハGPを制したファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は、今回の勝利は自身のMotoGPキャリアの中でも「最も特別な勝利」だったと語り、喜びを露にした。

 クアルタラロは5番グリッドからレースをスタートしたが、1周目を終えた段階では9番手までポジションを落としてしまった。

 しかしクアルタラロは徐々にポジションを上げていき、19周目にはポールポジションスタートのホルヘ・マルティン(プラマック)を抜いてついに首位に浮上。最終的にはヨハン・ザルコ(プラマック)に1.4秒の差をつけ、トップチェッカーを受けた。これはクアルタラロにとって、MotoGP最高峰クラス通算4勝目ということになった。

「多くのレースに勝ったことがあるわけじゃないけど、9番手から優勝したなんて……確かに今回の勝利は、最も特別なモノだ」とクアルタラロは語った。

「レースの途中で、ターン10やターン15で楽にオーバーテイクできるように感じた。その瞬間、勝てるかもしれないと思ったんだ」

「先週とは全然違う。先週は、アマチュアのように……新人のように乗ってしまった。マッピングやタイヤをコントロールできなかったんだ。でも2戦目の今回のレースで、その状況を逆転することができた」

「勝ったこと、そしてフランス人で1-2(クアルタラロとザルコは共にフランス人)を達成できたのは、かなり良い気分だ。これは、随分久しぶりのことだと思う」

「僕は今回のこの勝利に、とても満足している」

 クアルタラロは2020年シーズンを開幕2連勝という最高の形でスタートさせた。しかしその後は浮き沈みは激しく、結局タイトルには手が届かなかった。

 そして2021年シーズンも、ヤマハは開幕戦カタールGPでマーベリック・ビニャーレスが、そして今回の第2戦でクアルタラロが勝つという、絶好のスタートを切っている。しかしクアルタラロは、昨年の現段階と比較することを避けた。

 2020年シーズンと比べて、今季は有望であるかと尋ねられたクアルタラロは、「一歩一歩ね」と語った。

「去年、僕はヘレスでの開幕2レースで優勝した。しかも2戦目は、8秒もの差をつけて勝利したんだ」

 そうクアルタラロは語る。

「だから、一歩ずつだ。同じコースで2回レースをしたから、バイクに自信を持つことができ、速く走れる気がした」

「でも僕は、去年よりも良いとも、悪いとも言いたくない。現時点では、バイクを信じていて、それが1年機能すると思う……そう言う段階だ」

「現時点では、僕らは本当に良いバイクを手にしているよ」

 

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