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ヤマハのF1風リヤウイング、インパクト抜群もお蔵入り? クアルタラロ「あんまり変わらない」と評価。美的観点からチーム内でも人気無しか

ヤマハはMotoGPポルティマオテストで巨大なリヤウイングを投入してきたが、ファビオ・クアルタラロは効果を疑問視しており、お蔵入りとなる可能性が高い。

MotoGP, Portimao March Testing

 ヤマハは3月11~12日にかけて行なわれたMotoGPポルティマオテストで巨大なリヤウイングを投入した。しかしライダーからの評価は芳しく無く、レースでは使われずにお蔵入りとなる可能性が高そうだ。

 ポルティマオテスト開始前から、ヤマハがF1スタイルのリヤウイングを投入するという情報は既に伝えられていたが、テスト2日目にその新パーツが実際に使用された。

 ヤマハのウイングは、これまでアプリリアが投入していたようなT字型のいかにもなリヤウイングよりもさらにF1然とした巨大なもので、数周の走行にもかかわらず強烈な印象を残していった。

 ただクアルタラロはこの巨大なリヤウイングについてMotoGP公式サイトに対し、あまり違いは感じられなかったと語っている。

「正直、かなりデカいよね」

「バイクにつけて見ると、あまり明確なモノは感じなかった。だから使うことにはならないと思う。まあ悪くするモノではなかったから、アドバンテージが得られるかどうか様子を見ていくよ」

「でもあまり大きな改善はなかったね」

 セッション後の取材で彼は再び、巨大なリヤウイングに「あまり違いは感じなかった」と語った。

 さらにクアルタラロは「僕のメカニックには『君には申し訳ないんだけど、僕はこれが上手くいかなければいいのにと思っているんだ!』と言われたよ」と続け、ヤマハ内部でも美的な観点からも評判は良くなかったことを明らかにしている。

 こういった評価もあり、ヤマハのF1式リヤウイングは開幕戦では使用されない可能性が高い。ただ、開幕後もリヤウイングのテストは続くはずだ。彼らは今回、ドゥカティ等が使用しているステゴサウルスのようなリヤウイングも持ち込んでいると言われているが、そのテストができていないのだ。

 さらに現行のレギュレーションではこれらのリヤウイングがカウルのホモロゲーションとは関係ないため、シーズン中に自由に変更してテストを行なうことができるのだ。

 エアロダイナミクスの追求という点では、今回のテストで目を引いた存在がアプリリアだ。フロントフォークに接続された2枚目のウイングなど新パッケージの発生させるダウンフォースはかなりの量だとアレイシ・エスパルガロは語っている。

 しかしエスパルガロはテストで腕上がりの症状を再発してしまうなど、ウイングを増やし、ダウンフォースを増加させていることの弊害も疑われる状況になっている。

 クアルタラロは現在のバイクがより風に敏感になっていると感じており、安全上の問題を起こす懸念があると語っている。

「風は以前よりも影響を及ぼすようになっていると思う。前は羽根も少なかったけど、今は大きな影響を与えているんだ」

 
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