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3位表彰台に満足のクアルタラロ「人生で最も奇妙なレースだった……」手術明け、初の”乗り換え”も経験

ヤマハのファビオ・クアルタラロは、3位を獲得したMotoGP第5戦フランスGPについて、人生で最も奇妙なレースだったと振り返った。

Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing

Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing

Gold and Goose / Motorsport Images

 ヤマハのファビオ・クアルタラロは、MotoGP第5戦フランスGPで初めて、レース中にバイクを乗り換える”フラッグ・トゥ・フラッグ”のレースを経験。人生で最も奇妙なレースだったと語ったが、ウエットコンディションでの初表彰台獲得を喜んだ。

 ポールポジションを獲得したクアルタラロはレース序盤、ジャック・ミラー(ドゥカティ)やチームメイトのマーベリック・ビニャーレスに次ぐ3番手を走行。しかし雨が降り出し、両車のペースが落ちるとトップに躍り出た。

 だが彼は当初、フラッグ・トゥ・フラッグのルールを忘れていたと認めた。フラッグ・トゥ・フラッグのルールが適用されたのは、2017年チェコGP以来4年ぶり。2019年にMotoGPデビューしたクアルタラロにとっては初めての体験だったのだ。

「正直なところ、人生で最も奇妙なレースだった。というのも、僕は3番手につけていたけど、雨が降り始め、マーベリックとジャックが少し慎重に走っていたんだ」

「僕は『よし、オーバーテイクしよう』と思った。シケインでは見事なオーバーテイクができた。その後、雨が強くなってきた時には、『なぜ赤旗が出ないんだ』と思ったが、『クソッ、MotoGPなんだから2台目があるじゃないか』と思ったんだ」

「白旗(フラッグ・トゥ・フラッグのルール適用を示す)が見えた。ターン9ではかなり(コンディションが)違っていたから、リヤのグリップを失いそうになった。そんな状況でも、他のライダーたちは僕を追いかけることができると思ったんだ。だから慎重に走った」

 その後ピットに入り、レインタイヤが装着されたバイクに乗り換えることになったクアルタラロだが、誤ってビニャーレスのバイクが停められているピットボックスに入ってしまう。これにより、ロングラップペナルティを科せられてしまった。

 レインタイヤで速さを見せたミラーに抜かれたクアルタラロは、終盤グリップ不足にも苦しめられ、ヨハン・ザルコ(プラマック)にもオーバーテイクを許してしまうが、なんとか3位でフィニッシュ。ウエットコンディションではMotoGPキャリア初となる表彰台を獲得した。

 クアルタラロは、同じようなコンディションで行なわれたFP3では19番手と低調に終わり、ウエットコンディションで行なわれた昨年のフランスGPではポールポジションから9位となっていただけに、今回表彰台に上がれるとは思っていなかったと認めた。

「僕はバイクを間違えてしまった。マーベリックのバイクに飛び乗りそうになったんだ。それから、自分のバイクまで走っていった。でも素晴らしい経験だったよ」

「そして何よりも、このコンディションで表彰台に立てるとは思っていなかった。だからとてもハッピーだし、僕たちはこうしたコンディションでも前進することができたと思う」

 クアルタラロはレースを振り返り、「正直とても難しかった」と付け加えた。

「最後の2ラップはミスが多かったけど、それでも何とか持ちこたえられた。でも、あの順位でゴールできるとは思っていなかった。前後にソフトタイヤを履いて残り20周になった時、路面が乾いてきているのを見て、『OK、これはあまり良いポジションではないな』と思ったんだ」

「後ろを走るタカ(LCRホンダの中上貴晶)との差が大きくなったのが見えた。その後、そのポジションはヨハンに代わった。彼はとても速かったし、レース中盤は彼の方がタイヤとのコンビネーションが良かったんだと思う」

「そのポジションはその後(ドゥカティのフランチェスコ)バニャイヤやアレックス・マルケス(LCRホンダ)に代わったけど、バニャイヤがとても速かったから、僕はかなりプッシュしたよ」

 クアルタラロは前戦スペインGPでトップ快走中に腕上がりの症状に見舞われ、勝利を逃していた。その後手術を受け、2週間足らずでフランスGPに臨んだが、ヤマハが苦手としているウエットコンディションで表彰台を獲得し、バニャイヤを1ポイント差で抑えてポイントリーダーの座を取り戻した。

「ヘレスのことを思い出すと、とても残念な気持ちになる。というのも、ヘレスではとてもいい気分で勝つことができたはずだからだ」

「手術を受けたときは、受け入れるのが大変だったけど『いいよ、そういうこともあるさ』と思っていたんだ」

「ドライコンディションのFP2では感触も良かったけど、少し痛みがあった。決勝レースの27周がこういったコンディションになり、27周を限界まで攻めずに済んだから、良かったのかもしれない」

「だから手術やその他のことを考えても、表彰台に上がることができたのは素晴らしいことなんだ」

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