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「今年はマルケスと常に戦いたい!」クアルタラロ、MotoGP2年目に気合入れる

ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロは7月19日から再開されるMotoGPの2020年シーズンにおいて、現王者マルク・マルケスと常に争えるようになりたいと目標を語った。

Fabio Quartararo, Petronas Yamaha SRT, Marc Marquez, Repsol Honda Team

Fabio Quartararo, Petronas Yamaha SRT, Marc Marquez, Repsol Honda Team

Gold and Goose / Motorsport Images

 2019年にペトロナス・ヤマハSRTからMotoGPデビューを果たしたファビオ・クアルタラロ。彼はルーキーながら非凡な才能を発揮。最年少獲得記録更新を含むポールポジション5回、表彰台7回獲得という結果を残した。

 そうした活躍もありバレンティーノ・ロッシの後任として、2021年からヤマハファクトリーチームへ加入することも発表された。将来のチャンピオン候補として注目を更に集めている。

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 彼は2019年シーズン中、何度か現王者のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)との間で優勝争いを演じることもあった。ただ残念ながらそのどの機会においても、チャンピオンの前に敗れ去り、優勝には手が届かなかった。

 クアルタラロはMotoGP1年目から一貫性と安定感も示しており、クラッシュは6回、ポイント獲得を逃したレースもわずか5回だ。 

 しかしそれでもマルケスを倒すには十分ではなかった。彼はアメリカズGPでの転倒リタイアを除けば最低リザルトが2位という圧倒的な成績を記録。独走態勢で王座を守りきったのだ。

 クアルタラロは「去年、僕は彼を倒すチャンスを手にしていた」と、MotoGP.comに語った。

「だけど正直に言って、マルケスは信じられないようなシーズンを送っていた。MotoGPにおいても最高の成績のひとつだった。最低リザルトが2位なんだ」

「だから今年、僕は“マルク・マルケス”ともっと争えることを願っている。僕らはもっと戦うために取り組んでいるんだ」

 今シーズン、クアルタラロはファクトリースペックのバイクを獲得。昨年はエンジン回転数やアップグレード面で差が存在していたが、今季はより盤石な体制で挑めると予想されている。

 彼はマルケスが既に21歳でタイトルを獲得していたことを指摘し、今年21歳となった自分の身にそうしたことが起きる可能性を否定していない。

「今年タイトルに挑む最初のチャンスがないとは言えないだろう? 僕らはファクトリーマシンを手にしていて、とても良いチームに居るんだ」

 3月のカタールGPでレースを行なっていないMotoGPクラスは、2月末のプレシーズンテストから5ヵ月近くの期間が空いた後のレースとなる。

 クアルタラロはステイホーム期間を通じて身体トレーニングに取り組んで準備を行なってきたため、シーズン開始に向けた準備はできていると語っている。

「もうレースの月だけど、僕は大丈夫。準備はピッタリできていると感じている。この期間中、家でハードにトレーニングしてきたんだ。心肺機能やフィジカルの改善にたくさん取り組んだ」

「長期休暇の前よりも良いフィーリングなんだ。今シーズンの(過密な)カレンダーを考えれば、フィジカル面を整えておくことはとても重要だからね」

 

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