クアルタラロ「バイクより“自分の改善”が必要」来季に繋がる好レースできるか?
ファビオ・クアルタラロは、2020年シーズンの最終戦ポルトガルGPを良いフィーリングで終えることが将来にとって重要な意味を持つと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP2020年シーズンはいよいよ最終戦ポルトガルGPを迎えた。今季のライダーズタイトルは前戦バレンシアGPでスズキのジョアン・ミルが獲得しているため、既に焦点は各ライダーが来シーズンに向けていかに良い形で今季を終えるか、という点に移っている。
中でもペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロは今回のレースで良い感触を取り戻すことが重視だと考えている。彼はカタルニアGPでの優勝以来調子を激しく崩すと、前戦バレンシアGPでは転倒に終わりランキングでは5番手にまで後退してしまった。
クアルタラロは他のヤマハ勢と同様、2020年型のYZR-M1に懐疑的な目を向けている。ただポルトガルGPではそうしたマシンの改善に繋がることよりも、自分自身のネガティブな部分を改善するためのチャンスだと捉えているようだ。
motorsport.comがポルトガルGPはある種のテストのようなのものかと訊くと、彼は「ベースセットアップに関してはそうでもないかな」と答え、さらにこう続けた。
「僕らが今まで速かったレースは全部、だいたいは同じようなセットアップだったからね」
「だからそれはもう手にしているんだ。でも僕はトラックに出て自分のネガティブなコト全てを改善したいと思っている」
「『オーケー、シーズン序盤からの僕のマイナスポイントはなんだ? このグランプリでは全部を変えて、良い形で作業に取り組んで、どう感じるか見てみよう』ってね」
「それで、僕はバイクよりももっと自分自身に問いかけるべきだと思っている。ただ確かにテストみたいなこともするだろう。明日は将来に向け大事なセッティングも試すつもりだ。結局のところ、明日はFP1とFP2で70分ずつ時間があるからね」
「だからとても大事な1日になるだろう。バイク、チームそして僕にとってとても極めて重要な1日にね」
ランキング4番手のマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)も、既にチャンピオンシップをどの位置で終えるかは眼中にない様子だ。彼はポルトガルGPでヤマハにとってこれ以上事態が悪化することは無いため、バイクを楽しむことが重要になると考えている。
今週末への姿勢は、“テスト”なのか、それとも単純に“楽しむ”ことなのか、アプローチについて訊かれたビニャーレスは「どっちかというと後者かな」と答えた。
「正直、ここは楽しめるトラックだと思う。凄く珍しいトラックだし、かなり楽しめるコースだと思うんだ」
「(テストで)YZF-R1を走らせたけど素晴らしかったんだ。MotoGPマシンを走らせたなら凄いキツイだろうね。常にウイリーしているんだ」
「“f***、なんて凄いコースだ”という感じだね。できる限り早く適応を試みていくつもりだ」
「良くないレースを何度もしてきた。でも良いマシンを手にして、完璧なレースをする時なんだ。僕そしてみんなの心はポジティブだよ。だってこれ以上悪くなるのは難しいからね」
「今年最後のレースだ。楽しみたいと思っているし、良い瞬間にしたいね」
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