「モルビデリとの4年間よりテストで話したよ」クアルタラロ、新チームメイトのリンスと関係良好

ヤマハのファビオ・クアルタラロは2024年からの新しいチームメイトであるアレックス・リンスとは、1回のセパンテストのみで、以前の僚友フランコ・モルビデリよりも多く言葉をかわしたと話している。

Franco Morbidelli, Yamaha Factory Racing, Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing.

 ヤマハは今シーズン、新たにアレックス・リンスがチームへ加入した。ファビオ・クアルタラロは先日行なわれたセパンテストで、4年間組んだ元チームメイトのフランコ・モルビデリよりも、多く言葉をかわしたという。

 クアルタラロは2019年にMotoGPクラスへ昇格。当時のペトロナス・ヤマハSRTでのチームメイトがフランコ・モルビデリだった。その後クアルタラロは2021年にヤマハのファクトリーチームへ昇格しモルビデリとは別チームになったが、モルビデリもマーベリック・ビニャーレスの後任としてファクトリーチーム入りしたため、彼らは再びチームメイトとなった。

 2023年限りでモルビデリがヤマハを離れたため、ふたりのチームメイト関係も終わったが、ふたりは計4年間とかなり長期間同じチームで走っていたことになる。このふたりはあまり仲が良いといった風ではなかったが、そこには性格の違いも関係していただろう。

 そしてクアルタラロは、先日行なわれたセパンテスト1回のみで、新チームメイトのアレックス・リンスとの間でモルビデリと過ごした4年間よりも多くの言葉をかわしたと驚きのコメントを残した。

 なおクアルタラロとリンスは共にアンドラ公国に住んでいるが、性格面でも親近感を覚えているという。

「アレックスとはとてもいい感じだったよ」

 クアルタラロはセパンテスト後にそう語った。

「まず、このテスト中に彼と会話をしたりするのが、モルビデリとの4年間よりも多かった。それが実際のところだと思う」

「ガレージの逆側に行って、自然に話せるのは素晴らしいね。以前フランコがいたとき、僕はあえてそうしていなかった」

「アレックスと僕はライバルで、彼は僕を負かしたいと思っていて、僕もそう思っている。でも僕は彼は10位と11位で倒すよりも、1位と2位で倒すほうが良いと思っている」

「僕らのライディングスタイルは同じじゃないにしても、抱えている問題は同じなんだ」

 なおセパンテストでクアルタラロはトップのフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)と約0.8秒差、リンスは1.2秒差のタイムを記録している。

 

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