クアルタラロ、8位フィニッシュに満足。カギは1周目のジャンプアップ「バトルができて気分が良い」
ヤマハのファビオ・クアルタラロは、MotoGPアラゴンGPのスプリントで8位フィニッシュ。1周目が結果につながったと語った。
ヤマハのファビオ・クアルタラロは、MotoGPアラゴンGPのスプリントを17番グリッドからスタートしながらも、8位でフィニッシュ。ヤマハの苦戦は続いているものの、できることはすべてやったと語った。
アラゴンでの週末も、今季これまでのレースと同じように苦戦し、予選Q1を7番手で終えたクアルタラロ。しかしスプリントは、予想とは全く異なる力強いレースとなった。
11周のレースで好スタートを決めたクアルタラロは、一気に10番手までポジションアップ。終盤は苦しむフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)とバトルした末に、オーバーテイクを決めて8位フィニッシュを果たした。
「スタートにはとても満足している」とクアルタラロは『Canal+ France』に語り、好結果のカギはレース序盤にあったと強調した。
「僕たちは1周目が素晴らしかったんだ。一般的に、スプリントの序盤数周で多くのタイムを失ってしまうんだ。(今回は)僕の前の多くのライダーがミスをしたから、僕はあまりタイムロスせずに済んだんだ」
「できることはすべてやったと思う。いちばん大事なのは、いいタイムで走れたことだ。明日も楽しめるように頑張ろう」
「順位の問題ではないんだ。気分がいいのは、バトルができたこと、ライダーをオーバーテイク出来たこと、そしてかつて戦ったライダーたちと走れたことが理由なんだ」
「路面は理想的なラインは大体問題なかったけど、少し外れるとすぐに滑りやすくなるんだ。スタートはうまくいったので、とてもポジティブだった」
クアルタラロは、この結果がヤマハのパフォーマンス向上によるものというよりも、バイクのフィーリングが良くなったためだと強調した。
「バイクのジオメトリーを少し変更して、以前のものに戻したんだ。進歩はなかった。進歩したから良いレースができたのではなく、良いスタートができて、1周目が良かったからその後ついていくことができたんだ」
「ストレートでは、僕たちが多くの問題を抱えていることは誰もが知っていると思う。コーナーでは以前は問題があったけれど、本当に速かった。今はどこでも苦しんでいるけれど、いずれにしても今朝の予選ではベストを尽くした。残念ながら、決勝のペースは相変わらず悪かったが、1周目に7人近くのドライバーをオーバーテイクすることで、なんとかそのグループにとどまり、オーバーテイクを楽しむことができた」
「11周でもフロントタイヤに苦しんだし、明日の決勝はさらに11周あるから難しいだろうね」
クアルタラロは、スプリントでドゥカティやアプリリアのバイクを抜くことができたことに驚いたが、その一因として再舗装されたアラゴンの路面コンディションに手を焼いていたライダーが多かったのだろうと語った。
「ラウル・フェルナンデス(トラックハウス)とバニャイヤの後ろにいたとき、彼らを抜くことができた。これは予想外のことだった」
「通常、スプリントレースでは、序盤で何人かの選手を抜いたとしても、終盤で必ず抜かれてしまうんだ。3周するとまた抜かれたりするんだけど、ここでは抜かれなかった。だから満足できる」
「ここで多くのライダーをオーバーテイクするのは普通じゃない。多くのライダーがコース(のコンディション)に問題を抱えていたと思う」
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