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クアルタラロ「19でMotoGPに来ると、上手く行かなければWSBKやMoto2……」現王者も初期に苦悩

近年の若手MotoGPライダーで最も成功しているファビオ・クアルタラロだが、彼は若くして最高峰クラスへ参入した場合の、WSBK行きや降格という結果を恐れていたと明かした。

Race winner Fabio Quartararo, Yamaha Factory Racing

写真:: Dorna

 MotoGP2021年シーズンのチャンピオンであるヤマハのファビオ・クアルタラロ。彼は若くしてMotoGPクラスに到達した時、成功を収めるか、はたまたWSBK(スーパーバイク世界選手権)行きかというプレッシャーに対処しなければならなかったと語っている。

 クアルタラロがMotoGPクラスにデビューしたのは2019年。当時19歳と非常に若くして最高峰クラスへとたどり着いた。当初はその実力に疑問視もされていたが、結果的にクアルタラロは最年少ポールポジション獲得記録を更新する速さを見せ、2021年には王者になるなど、実績を残している。

 ただ最高峰クラスへの挑戦にあたっては、Moto2への降格やWSBKへの転向といった結果になることを恐れていたという。

「僕は19歳のときにMotoGPへ挑戦するチャンスを得た。そしてかなり若いときに上手く行かなければ、Moto2へ降格させられたり、WSBKへ送られたりする」と、クアルタラロは言う。

「僕はMoto2降格やWSBK転向というのが起きてほしくないと思っていた。僕は自分の一番居たい場所、つまりMotoGPに留まり続けたいと思っていた」

「だからそうしたチャンスを活かす以上に、ここで長く戦いたいと思っていたんだ。それで僕は最初、表彰台や勝利よりもトップ10、トップ5に入るために戦っていた」

 
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