クアルタラロ「普段以上に予選で苦戦した」決勝レースは4台のドゥカティ勢に囲まれてスタートへ
ヤマハのファビオ・クアルタラロは、MotoGPサンマリノGP予選では3番グリッドを獲得したものの、普段以上に苦戦してしまっていると語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第14戦サンマリノGPでは、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤが2戦連続となるポールポジションを獲得。ポイントリーダーであるファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は、3番手でライバルの後方に控えることとなった。
ポールポジションのバニャイヤに次いで、2番手はそのチームメイトのジャック・ミラー、更に4番手と5番手にはプラマックのホルヘ・マルティンとヨハン・ザルコが続いており、クアルタラロはドゥカティ勢に包囲される形となっている。
ヤマハ勢はクアルタラロを除いて苦戦。次点がフランコ・モルビデリ(ヤマハ)の16番手という状況だ。
こうしたドゥカティに囲まれている現状について、クアルタラロは次のようにコメントしている。
「僕は4台のドゥカティ勢の真っ只中にいる」
「もちろん、これはベストな状況ではない。先頭にヤマハのバイクが何台かいれば素晴らしかっただろう。普段以上に予選で苦戦してしまっているから、フランコが(怪我の影響から)早めに回復して上って来てくれることを願っている」
「それから今日は、ヤマハにかなり興味深い情報を提供しようとしていたんだ。簡単じゃないんだけどね」
なおクアルタラロは、予選終盤に転倒があった。これはターン1に向けたブレーキングが深すぎた結果のようだが、レースに向けてフロントタイヤの限界を見つけられたことは良かったと、彼は考えている様子だ。
「MotoGPではこのトラックで4度目の予選だけど、毎回僕は3番手なんだ。でもいい仕事ができていると思う」
「(予選で転倒した)最後のラップでは、ターン1に少し速い速度でトライしていたんだ」
「データをチェックしたけど、僕のブレーキが遅すぎた。でもこれも僕のやりたかったことで、フロントの限界を感じられて凄く良かったと思う」
「それかFP4での(レース想定の)ペースについては満足している。2回目の出走ではバイクに少し変更を加えたんだけど、ユーズドタイヤで改善があった。だからこのセットアップを新タイヤで試すのが楽しみだ」
決勝レース当日には、まだ雨の可能性が残っている。クアルタラロは雨のFP2で18番手と大苦戦していたこともあり、ドライコンディションでのレースになることを望んでいると認めた。
クアルタラロは現在のウエットコンディションの走りでは、「レースをしてもポイントは取れないだろう」と冗談めかして口にしていたが、ウエットコンディションとなっても保守的な走りにならないようにしたいとも語っている。
「色々と試せることは多いと思っているけど、仮にウエットコンディションとなれば、今の僕らでは0ポイントだろうと思っている」
「でも、ウエットでもドライでも、僕は自分の100%を尽くすつもりだ」
「FP2では18番手だったから、(ウエットレースになれば)僕らはノーポイントだと言いたかったんだ」
「つまり、僕らは改善の一歩を踏み出す必要があるんだ。それが100%の力を出す必要があると言っている理由だ」
「雨が降った場合、どうなるかは分からない。でも、雨でも保守的にならないようにしなくちゃいけないんだ」
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