レースレポート

MotoGP イギリスGP

アレイシ・エスパルガロ、最終周の渾身オーバーテイクで逆転優勝! 難コンディションのレース制す|MotoGPイギリスGP

MotoGP第9戦イギリスGPの決勝レースは、アプリリアのアレイシ・エスパルガロがファイナルラップで逆転し、優勝を果たした。

編集: 2023/08/06 13:25

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Aleix Espargaro, Aprilia Racing Team

 MotoGP第9戦イギリスGPの決勝は、アプリリアのアレイシ・エスパルガロが渾身のオーバーテイクで優勝を果たした。

 夏休み明け最初の一戦となるイギリスGPは、雨に翻弄される週末となっており、予選はヘビーウエットコンディション、スプリントは雨が止み路面が乾いていく中でのレースとなった。

 決勝レースも、ダミーグリッドに向かうサイティングラップを前に雨粒がぱらつき始め、レインタイヤでグリッドに向かうライダーも多かった。しかし雨が強まることはなく、むしろ青空が広がりドライコンディションでレーススタートを迎えた。

 ポールシッターはマルコ・ベッツェッキ(VR46)。ジャック・ミラー(KTM)、スプリントを勝ったアレックス・マルケス(グレシーニ)がそれに続いた。

 新ウイングをテストしている中上貴晶(LCRホンダ)は21番手と後方から追い上げると共に、データの収集を目指した。

 好スタートを切ったのはミラー。ベッツェッキが続き、3番手にはフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)がつけた。

 スプリントでは大苦戦しノーポイントに終わったバニャイヤだが、決勝は序盤から積極的な動きを見せ、ベッツェッキをパスして2番手に浮上。ただベッツェッキも負けじと2周目にバニャイヤを抜き返してみせた。

 ただバニャイヤはもう一度ベッツェッキをオーバーテイクすると、勢いそのままにミラーまでパスして首位を奪った。ミラーはその後、コースを飛び出し14番手まで後退した。

 バニャイヤはファステストペースで後続を引き離しにかかるが、ベッツェッキもすぐに反応しそれを追う。この2台と3番手アレックス・マルケスとの差は1秒ほどに開いた。

 しかしアレックス・マルケスは、ギヤシフトレバーを手で触りながらスローダウン。ピットに戻ってレースを終えた。さらに、バニャイヤを追っていたベッツェッキは7周目のハンガーストレート終わりのターン15でスリップダウンを喫し、リタイアとなった。

 代わってバニャイヤの対抗馬に浮上したのが、12番グリッドから追い上げてきたアレイシ・エスパルガロ。バニャイヤに対して1周コンマ数秒ずつギャップを削り取っていった。

 またアプリリアのもう一台であるマーベリック・ビニャーレスもブラッド・ビンダー(KTM)を交わして3番手につけた。

 アプリリア勢が迫りくる中、バニャイヤは決定的な隙を見せずに首位をキープして周回を重ね、4番手ビンダーまでが先頭集団となった。

 すると残り8周のところで再び雨粒が落ち始めたようで、フラッグ・トゥ・フラッグ(バイクの乗り換え)が許可された。

 バニャイヤのペースが落ちたことで4台が完全にひとかたまりに。残り5周になって後方のライダーがバイクを乗り換え始めた。しかし上位勢はスリックタイヤのまま、難しいコンディションの中を走り続けた。

 トップ集団では、アプリリアの2台とビンダーが抜きつ抜かれつのバトルを展開。バニャイヤはそれを尻目に雨が降っていない区間でペースを上げて逃げを打つ。一時的にバニャイヤのリードは広がったが、アレイシ・エスパルガロが2番手を取り戻すと、再びバニャイヤを0.3秒差で追った。

 さらに、ちょい濡れ路面で速さを見せたのがミゲル・オリベイラ(RNF)。先頭集団に追いつくと、ビニャーレスとビンダーを交わし3番手。さらに前の2台を追った。

 ビニャーレスは少し離され、4台が数珠つなぎのままファイナルラップに突入した。アレイシ・エスパルガロは、ここを勝負どころとみたか高速コーナーのマゴッツでバニャイヤのインに飛び込んだ。

 コースの中でも雨の多い区間だったが見事にバイクをコントロールしたアレイシ・エスパルガロは、ついに首位浮上。ストレートで追いすがるバニャイヤを振り切り、トップチェッカーを受けた。

 アレイシ・エスパルガロは、これが昨年のアルゼンチンGP以来、MotoGPでの2勝目を挙げた。

 バニャイヤは2位に終わったものの、タイトルを争うライバルに対して差を広げることに成功した。3位はラスト2周でオリベイラを交わしたビンダー。オリベイラは4位で惜しくも表彰台を逃した。

 ホンダ勢は、中上の16位が最上位。レース途中でバイクを乗り換えたうちの1台だったが、ポイントには手が届かなかった。レプソル・ホンダのマルク・マルケス、ジョアン・ミルは共に転倒リタイアに終わった。

 ヤマハのファビオ・クアルタラロは、最後尾から7番手付近までポジションを上げたものの、7位フィニッシュしたルカ・マリーニ(VR46)との接触があり15位。フランコ・モルビデリ(ヤマハ)もバイクを乗り換え14位となった。

 

 

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順位 ライダー #   バイク 周回数 タイム 前車との差 平均速度 リタイア原因 ポイント 1 Spain エスパルガロ アレイシ エスパルガロ アプリリア・レーシングチーム 41 アプリリアRS-GP Aprilia 20 -       25 2 Italy バニャイヤ フランチェスコ バニャイヤ Ducati Team 1 ドゥカティ・デスモセティチGP23 Ducati 20 +0.215 0.215     20 3 South Africa ビンダー ブラッド ビンダー KTM 33 KTM RC16 KTM 20 +0.680 0.465     16 フルリザルトを見る  

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