レプソル・ホンダ、2024年はカラーリング一新! トリコロール要素取り込みマルケス離脱後の新時代スタート
MotoGPに参戦するレプソル・ホンダは、2024年のチーム体制発表会を実施。2024年型のRC213Vはこれまでとカラーリングのパターンが変更された。
2月13日、レプソル・ホンダは2024年シーズンのチーム体制発表会を実施。カラーリングが変更された2024年型RC213Vを披露した。
今シーズンもホンダはスペインの石油大手であるレプソルがメインスポンサーに就く。しかし、既にmotorsport.comでも報じていたように、その配色は大きく調整を受けることになった。
ホンダは近年苦戦が続いており、2023年限りでスペイン人のエースライダー、マルク・マルケスが離脱。スポンサーへの影響が発生すると指摘されていた。
レプソルとホンダのパートナーシップは今年で30周年の節目を迎えていて、現在ホンダとレプソルが結んでいる契約は、2024年末までとなっている。そしてこの契約ではスペイン人ライダーのマルケスの継続性について言及されていたが、そのマルケスは上記の通り2023年限りでホンダを離脱してしまった。それによりレプソルは経済的な状況について再交渉をホンダと行なったことが分かっている。
13日に発表されたRC213Vの新カラーリングは昨年までとは大きく変わった。これまでのオレンジの要素を残しつつ、ホンダのトリコロールイメージを取り込んだ、新しいカラーリングとなった。
カラーリング自体以外にも、これまでレプソルのロゴが大きく入っていた位置に、ホンダのロゴが掲示。レプソルはアンダーカウル周辺に配置されることになった。これまでマシン下部で目立つ存在だったレッドブルのロゴが今シーズンは入れられていない。
先述したレプソルとの再交渉、そしてmotorsport.comが既に報じていたようにレッドブルが離脱したことが、こうしたカラーリングの変化につながったと見られる。
ホンダは今シーズン、マルケスの後任として、ドゥカティ陣営から乗り換えとなるルカ・マリーニを迎え、ジョアン・ミルと共に復活に向けた努力を重ねている。
セパン・インターナショナル・サーキットで行なわれたプレシーズンテストの段階では、ライダー達からはホンダの姿勢の変化をポジティブに受け止める声が聞こえてきている。
なおホンダは今シーズンはコンセッション制度で優遇措置を受ける対象メーカーのひとつとなっており、プライベートテストやマシンのアップデートで恩恵を受けることになる。
MotoGPは2月19~20日にカタールで2度目のプレシーズンテストを実施。その後3月8日に同地で開幕戦がスタートする。
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