リカルド「MotoGPは大騒ぎになる」シルバーストン、“再々舗装”もバンプあり?
シルバーストン・サーキットの再舗装された路面だが、ダニエル・リカルドはMotoGPライダーたちは未だに残るバンプに対して大騒ぎになるはずだと語った。
Daniel Ricciardo, Renault F1 Team R.S.19
Zak Mauger / Motorsport Images
シルバーストン・サーキット2018年に路面の再舗装を行った。だがその年の雨となったMotoGPイギリスGPで、舗装に十分な排水能力がないことが露呈し、結果グランプリは中止に追い込まれていた。
そもそも、シルバーストンのバンプにはライダーたちから絶えず批判が為されていた。多くのバンプが存在することで、ヘビーブレーキングをかける部分や、いくつかの高速コーナーに影響を及ぼしていたからだ。
そういったバンプ修正などを目的に、2018年に路面の再舗装が行われたが、実際にはそれが裏目に出てしまったようだ。その後MotoGPのプロモーター側からの要望などもあり、サーキットは再度の路面舗装を今年6月に行った。
先週末に行われたF1イギリスGPが開催されたが、ルノーのダニエル・リカルドの語るところによると、新たな路面は“全体的に満足できる”という。ただ、一部の場所ではMotoGPライダーは大騒ぎになるだろうとも話した。
「新しい路面はかなり良いと思う。いくつかの場所では良いグリップがある」
「最初は路面がとても滑りやすくて、油分も多かったけど、ラバーが乗っていけば、週末を通じて良くなっていくはずだ」
「ただ、いくつかの場所では未だにバンプが酷い。MotoGPライダー達がターン6を走る所は考えたくもないし、大騒ぎになるだろう。(ターン6は)僕らにとっては問題無いし、残りの部分はかなり満足できるけどね」
そして、レッドブルのマックス・フェルスタッペンも路面は去年よりも悪くなっている、と感じているようだ。
「ターン6はかなり悪い……去年よりも悪化しているよ」と、フェルスタッペンは言う。
「それからターン9のコプスに向かうと、そこもかなり悪かった。そのあたりが難しいところのひとつだ。全体的には再舗装は良かった。グリップは良くなったしね。ただ繰り返しになるけど、いくつかの場所ではまだかなり路面がバンピーなんだ」
またハースのケビン・マグヌッセンは再舗装されたトラックは冬季テストでのカタルニア・サーキットを思い起こさせると話した。
「(新たな路面には)かなりグリップがあるけど、タイヤが冷えているときにはとても滑りやすい」
「2018年のバルセロナ冬季テストでの路面を思い出させる。あれと似ているよ。バンプについてはあまり気にならないね」
こうした見解が出る一方で、フェラーリのシャルル・ルクレールは異なった見解を持っているようだ。
「ドライバーとして満足しきることはないだろう。だけど結局のところ(新舗装)はとてもスムーズで、グリップも素晴らしいから、良い感じだと思う。ただ僕はもう少しバンピーな方が好きかな」とルクレールはコメントした。
なお、2019年のMotoGPイギリスGPは8月23日から開幕される予定となっている。
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