「ランク3位も無理かと思っていた」アレックス・リンス、2020年の自己評価8.5点
アレックス・リンスはMotoGPポルトガルGPで適切なタイヤ選択をできなかったことで15位と低迷した結果に終わったと考えているが、同時に年間3位という結果も予想していなかったと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年のMotoGPは先週末行われたポルトガルGPで閉幕。今回が母国レースとなったミゲル・オリベイ(テック3・KTM)が優勝を収める印象的な結果となった。
すでにスズキのジョアン・ミルがライダーズタイトル獲得を確定させた状態で始まった最終戦は、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)とアレックス・リンス(スズキ)による年間ランキング2位争いに注目が集まっていた。
4ポイント差でモルビデリを追いかけるリンスだったが、ポルトガルGP決勝ではそのモルビデリが3位表彰台を獲得。リンスは15位と沈んだことで、年間2位の座はモルビデリのものとなった。
リンスはこの結果の原因がタイヤ選択にあったと考えている。彼はリヤにハードの非対称タイヤを選んでいた4人のうちのひとりだが、左サイドのグリップ低下が激しかったと語っている。
「今年始めの浮き沈みがあった後の、チャンピオンシップでの推移にはとても満足しているよ」
リンスは2020年シーズンを振り返ると、そう語った。
「コンストラクターズタイトルを争うチャンスを持てなかったのは残念だった。それから(ライダーズランキングの)2位争いもそうだ。最終戦ではリヤタイヤに良いモノを選べなかった。序盤にはうまくいっていたんだけど、数周すると、左コーナーで加速できなかったんだ」
「レースの展開を考えればランキング3位で終えることすら考えていなかった。ポジションを落として、ポル(エスパルガロ)が前に出ていったのを見たとき、4位か5位で終わるだろうと思っていたんだ」
「だからそうしたことを考えると、ボックスに戻って来てから知ったランク3位という結果は、素晴らしいニュースだった」
リンスは今季前半こそ負傷の影響もあり成績は低迷していたが、後半戦に入ると持ち直し、ヨーロッパGPでは優勝も挙げた。彼は今季の点数を10点満点での評価で8.5点と採点。前半の苦しい時期が自分をより強くしたと語った。
「怪我をしたあとも、努力し続けたんだ」と、リンス。
「戦うことを学んだし、チャンピオンシップで悪い時期を経験したことは、僕をより強くしてくれた。変えたい点があるとすれば、それはル・マンとオーストリアでの(上位走行中の)クラッシュだ。あれは相当に堪えたよ」
「僕的には今季には8.5/10点と評価したい。僕らは4年目だけど最終的な結果を改善することができたからね。10点は与えられない。なぜなら年間2位で終わることができたと思うけど、それを達成できなかったからだ」
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