ジョアン・ミル、“ひとり”で挑むカタルニア初日はユーズドタイヤに苦戦「情報が少ない……」
2020年MotoGP王者のジョアン・ミルは、第7戦カタルニアGPでチームメイトのアレックス・リンスが欠場したことで、使える情報が少なくなる点が痛手だと語った。
スズキのアレックス・リンスは怪我によってMotoGP第7戦カタルニアGPを欠場。その代役が立てられないこともあり、スズキ陣営は現王者のジョアン・ミルひとりの体制で今回のグランプリに挑むことになった。
そしてその初日、ミルは16番手と苦戦。彼はリンスの不在によって情報が不足してしまっていると語った。
「今回ひとり“だけ”のスズキ勢となったことが、不利に働いている。比較できる2台目のマシンが無いんだ」と、初日を終えたミルは語っている。
「ガレージの隣にアレックスが居ることは、僕にとってとても大事なことだ。今回の様な場合、僕らは情報が不足することになってしまう」
なおミルは初日の走行でフロントタイヤに問題が発生しており、通常ならスズキの強みであるユーズドタイヤの感触が酷いものだったと説明している。
「やるべきことがある。ただ最悪というわけではない」
「コースはあまりグリップがなくて、僕は終始フロントタイヤに問題を抱えていた。ユーズドタイヤで改善することができなかったんだ」
「土曜までにフロントの問題を解決することができれば良いんだけれどね」
「感触は酷いものだった。ユーズドタイヤでは僕らは普段かなり強いんだ。今回の問題を繰り返さないことを、確実にしないといけない」
「皆がグリップが低いことについて不満を語っているけど、それに加えてタイヤのデグラデーション(性能劣化)も凄く厳しいんだ」
「鍵となるのはレース中のデグラデーションだろう。初日の感覚は悪くない」
なお骨折を負ったリンスは、4日(金)に手術を受け、これが無事に成功。6月18日から開始される第8戦ドイツGPでの復帰を目指すとしている。
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