リンス、3連続転倒に「馬鹿なミス」と言葉少なく……次戦イタリアGPで“リセット”誓う
スズキのアレックス・リンスは2021年のMotoGPにおいて、力強い走りをしつつも転倒でレースを棒に振ることが多い点について、「馬鹿なミスを犯している」と自身の失敗を批判した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPの2021年シーズンは、5戦を終えた段階ではヤマハとドゥカティが勝利を分け合い、昨シーズンのチャンピオンチームであるスズキはそこに食い込めていない。
そのスズキのライダーであるアレックス・リンスは3戦連続の転倒を喫してしまっていることもあり、自分自身のミスに腹を立てている様子だ。
リンスは第3戦ポルトガルGPでファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と優勝争いを展開していたが、レース後半に転倒してチャンスを失ってしまった。そして第5戦フランスGPでも15番グリッドから表彰台圏内まで浮上する驚異的な追い上げを見せたものの、中盤に転倒。またしても結果を残す機会を逃した。
リンスは2021年型GSX-RRは改善を果たしていると語り、転倒をマシンのせいにすることはなかったが、現状に関しては言葉が見当たらないと語る。
「今シーズン、僕がたくさんクラッシュしてしまっているのは本当のことだ」
フランスGPを転倒リタイアで終えたリンスは、そう語った。
「過去2シーズンでしなかったようなクラッシュを全部してしまっている」
「なんて言ったら良いか……というのもフィーリングは良いんだよ。スタッフと懸命に作業を行なっているんだ。そして時にこうした事が起こる……わからないんだ」
「バイクはかなり改善した。今シーズンは予選を除けば、バイクに乗って望んだことは何でもできると感じているから、チームには謝りたい」
「バイクを凄く改善していたのに、僕は馬鹿なミスを犯してしまった」
「今日僕らは不可能を可能にした。1周目から10もポジションをあげることができたんだ」
「(フラッグ・トゥ・フラッグで)ピットに戻ってバイクを素早く乗り換えて、更にひとつ順位を上げた。そしてそのあと、またしても馬鹿なクラッシュをしてしまったんだ」
リンスはこうしたうなだれそうな現状で集中し続けることは難しいと認める。ただ次戦イタリアGPに向けての“リセット”を誓った。
「チームの皆がションボリするのを見るこうした瞬間は、ちょっとキツイよ」とリンス。
「直近の3戦で3回もクラッシュを喫してしまって、難しい瞬間を過ごしている」
「簡単じゃない。僕にとっても厳しいモノだ」
「でもまたリセットして、同じ強さでムジェロでのレースに挑みたいと思う」
「ムジェロでは戦っていくつもりだ。これが僕らに今できることの全てなんだ」
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