今季初表彰台にリンス喜び「クラッシュを心配していた……でもそれも“忘れた”」

MotoGPイギリスGPで久しぶりの表彰台を獲得したアレックス・リンス。今シーズンは転倒が連続していたことでイギリスGPでも恐れがあったようだが、それも消え去ったという。

今季初表彰台にリンス喜び「クラッシュを心配していた……でもそれも“忘れた”」

 スズキのアレックス・リンスは2021年シーズンのMotoGP前半戦で転倒ノーポイントが続いた。第3戦ポルトガルGPから第6戦イタリアGPまでは4戦連続でポイントを獲得できず、表彰台を争いながらも転倒に終わるなど、タイトル争いからは脱落してしまった。

 シーズンも後半戦に入り、第12戦イギリスGPが開催されると、リンスはここで2位表彰台を獲得。今シーズン初の表彰台となった。

 リンスは予選10番手からのスタートではあったが、着実にポジションを上げてレース中盤に表彰台争いに食い込むと、2番手をキープしてそのままフィニッシュを果たした。

「2019年のリンスを引き出せたよ」と、レース後に彼は語った。

 新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となったイギリスGPだが、2019年にリンスはマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)との激闘を制して優勝を飾っていた。

「とても嬉しい。僕らはシーズンが始まって以来良い時期を過ごせていなかったからね」

「先頭集団にいながらもたくさんのクラッシュに悩まされてきた。サマーブレイクでリセットしてオーストリアに向かったんだけど、コースがウチには合っていなかった」

「僕らにはそれだけのレベルがあって、2位でフィニッシュできていたんだともう一度言っておく。でもオーストリアでは、サーキットが僕らの助けになってくれなかった」

「(予選日に)チームと話をしていて、僕は恐れるんじゃなくてバイクを楽しむ必要があることに気がついた」

「恐れる、とまではいかずとも僕らはたくさんのクラッシュを経験してきたから憂いていたかもしれない。でも今、僕はそれを忘れているし、全力でやっている」

 またリンスは、レースではタイヤを消耗させてしまったことで不可能だったが、もし予選で10番手と中団に沈むこと無く上位グリッドに並べていたなら、優勝したファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)を追ってプッシュできていたかもしれないと語っている。

「ファビオがあんなに早い段階で逃げてしまったのは残念だ」

「こんなにグリッド後方からスタートしていなければ、僕は彼と争えたかもしれない」

「トライはした。でもタイヤを酷使しすぎていると分かって、これではレースを終えられないと思った。だから安定したペースを続けて、表彰台を確保することにしたんだ」

 

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