スズキのリンス「年間2位なら最高の結果だ!」新王者ミルもチームオーダー協力姿勢
スズキのアレックス・リンスはMotoGP2020年シーズンチャンピオンとなったチームメイトのジョアン・ミルに次ぐ2位で終えられれば夢のようだと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP2020年シーズンは最終戦ポルトガルGPを迎えているが、前戦バレンシアGPでジョアン・ミル(スズキ)が王者獲得を決めたことで、焦点はランキング2位や3位といった上位争いに移っている。
ミルのチームメイトであるアレックス・リンスは現在ランキング3番手。ランキング2番手のフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)とは4ポイント差であり、自力での2位浮上が可能な位置につけている。
リンスはシーズンをランキング2位で終えることができれば、チームや自分にとって素晴らしいだろうと語る。一方でモルビデリを筆頭に2位獲得の可能性を残すヤマハ勢の速さを警戒しているようだ。
「確かに、ランキング2位で終えることができれば本当に素晴らしいだろうね。まるで夢のようだ」
リンスはそう語る。
「(ランキング2位は)僕にとって、そしてチームにとって本当に最高な結果だ」
「他に(ランキング2位を争う)ライダーはあと2、3人いて、全員がヤマハ勢だ。ヤマハは好調のようだから全員が強いだろうと思っている」
「彼らは予選で強い。モルビデリは前戦でとてもいい仕事をしていたし、アラゴンでもそうだった。だから100%の力を出しきらないといけない」
なおリンスは、決勝レースに向けてチームマネージャーのダビデ・ブリビオ、そしてミル、リンスの3者の間でチームオーダーの可能性について話し合いが行なわれたことを認めている。チャンピオンを確定させているミルはリンスがランキング2位になるチャンスがある場合には手助けもやぶさかではないようだ。
「(水曜日の)夕飯時に、ジョアンとダビデと話をしたんだ。確かにジョアンは『それ(ランキング2位)を達成するのを助けるために何かできることがあればする』と言っていたよ」と、リンスは付け加えた。
「これは本当にありがたいことだ。なぜなら結局のところ彼はライバルで、僕が倒したいと思っているように、彼にとって僕は倒すべきライバルだからだ」
「もし彼が助けてくれたなら、確実にお礼を言うつもりだ。でもそれが不可能であっても、今年の彼の働き全てに感謝するよ」
「彼は本当に速かった。僕もそうあろうとしていたんだけどね」
「まず負かしたい相手はチームメイトなんだ。だから僕が調子が悪い時、彼を見ると『ジョアンが良い仕事してるから、僕もああする必要があるぞ』と言い聞かせていたんだよ」
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