アレックス・リンス、自転車トレーニング中の骨折でカタルニアGPを欠場。代役はナシ
スズキのアレックス・リンスは、トレーニング中に右腕を怪我したことにより、MotoGP第7戦カタルニアGPは欠場することになった。
Alex Rins, Team Suzuki MotoGP
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第7戦カタルニアGPが6月4日からカタルニア・サーキットで開催を迎えるが、スズキのアレックス・リンスはこれを欠場することになった。
リンスは3日にサーキットで自転車トレーニングを行なっていたが、その際に転倒。右腕の橈骨骨折と打撲を負ってしまった。結果、リンスは今回の母国グランプリを欠場することになった。
なおリンスは4日(金)には骨折の手術を受けることになっている。
今回の骨折とそれに伴う欠場は、リンスの今季のタイトル挑戦に大きな打撃を与えることになる。6戦を終えた現在、リンスはランキング首位のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)から82ポイント差を付けられているが、その差を縮めることは更に難しくなってしまった。
今回のリンスの骨折と欠場に関して、スズキは次のようにコメントしている。
「アレックス・リンスは自転車でのアクシデントにより、彼の母国戦を欠場することとなった」
「チーム・スズキ・エクスターのライダーは、残念ながら今朝の自転車トレーニング中のアクシデントにより、カタルニアGPを欠場しなければならない」
「彼はトレーニング中の転倒の結果、右腕を酷く打撲し、多くの痛みを抱えた」
「すぐにバルセロナの大学病院へと搬送され、詳細な検査を受けた結果、橈骨の骨折が明らかとなった」
「骨折部位は固定され、金曜朝には手術が行なわれる。詳細は今後の続報でお知らせすることになる」
なおスズキはレース後のBTスポーツでの仕事や、月曜日に行なわれるテストに備えて、テストライダーのシルヴァン・ギュントーリがカタルニア入りしているものの、リンスの代役として彼がカタルニアGPを走ることはないと認めている。
また今回怪我を負ったリンスは「今日起こったことは残念だ」とコメントし、更に次のように続けた。
「ここモンメロでレースをしたいと思っていたし、厳しいレースが続いていた後に堅実なパフォーマンスをまた発揮したかった」
「明日、僕は手術を受ける。そして回復のタイミングについて話し合うことになるだろう」
「いずれにせよ、僕らは可能な限り早く戻ってくるために、ハードに取り組んでいくよ」
「(6月20日の第8戦)ドイツGPで復帰できるかはまだ分からない。だけどそこまでに間に合うように、ハードに取り組んでいく。励ましのメッセージ、ありがとう」
2021年のMotoGPは、ドイツGP(6月20日決勝)とオランダGP(6月27日決勝)を終えると、そこから約1ヵ月のサマーブレイクに入る予定となっている。リンスの今季前半戦が、この怪我で終了となってしまう可能性もある。
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