表彰台を争うペースがあったのに、7位。スズキのリンス、予選位置の改善が課題に
MotoGP第16戦日本GPを7位で終えたスズキのアレックス・リンス。彼は表彰台を争うペースがあったものの、予選位置の改善が必要だと語った。
Alex Rins, Team Suzuki MotoGP
Gold and Goose / Motorsport Images
スズキのアレックス・リンスは、チームのホーム戦であるMotoGP第16戦日本GPの決勝を11番手からスタートし、最終的に7位で終えた。
リンスは第12戦イギリスGPで今季2勝目を挙げた後、表彰台からは遠ざかっており、ポイントランキングではダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ)に僅かな差まで追い詰められてしまっていた。
日本GPでリンスは序盤こそポジションを落としたものの、徐々に追い上げてチームメイトのジョアン・ミルもかわすなど、一時は6番手にまで浮上した。ただその後表彰台争いには加われず、最終的にひとつポジションを落とし7位となった。
「土曜日(の予選)を改善する必要があるね。それからスタートで後ろに下がったのが問題だった」と、リンスはレース全体を振り返った。
実際、リンスの今季の予選最高順位は3番手であり、1発の速さで遅れを取っていることがみてとれる。また今季優勝を飾ったアメリカズGPやイギリスGPでさえ、フロントロウに並んでいないのだ。そして今回、リンスはスタートも失敗してしまったことで、レース展開は厳しいものとなった。
「とにかく、一番悪かったのはそこだ。普段は素早いスタートができているんだけど、クラッチに問題か何かがあったのか、1周目でふたつポジションを落としてしまった」
「それでポジションを取り戻すためにプッシュしてプッシュして、アクセルを早く開けていく必要があった」
「(カル)クラッチローとバトルすることができたけど、最終的には彼の後ろでのフィニッシュだった。でもとにかく、7位獲得はチャンピオンシップにとっては良いことだ」
リンスはそう語った。日本GPの結果、ポイントランキング3番手を争うライダーは4人に膨れ上がった。リンスと同ポイントのマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)、7ポイント差にはペトルッチ、そして日本GP2位のファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)も13ポイント差と急接近している。
2018年シーズンは年間5位で終えているが、今季については「今の目標は(年間のポイントランキングで)3位になることだ。改善に向けて多くの情報を集める事に集中しないとね」と、リンスは話した。
またリンスのレース展開を見ると、後半にかけて追い上げることが多い。今回もスタート位置が良ければ表彰台を争えたのではないかと訊くと、彼は断言するのは難しいと前置きをしつつ“イエス”と答えた。
「たしかに僕らには表彰台を争えるペースがあったと思う。ただ予選を改善する必要があるのは確かだね」
「次戦フィリップアイランドは僕の好きなコースのひとつだし、100%の力で挑むよ」
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