カタール初日首位のリンス、エンジンの改善実感「直線で”息ができる”ようになった」慎重姿勢は崩さず
MotoGP開幕戦カタールGP初日のトップとなったアレックス・リンスは、スズキのトップスピード向上に満足しているが、リラックスするわけにはいかないと語った。
Alex Rins, Team Suzuki MotoGP
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP開幕戦、カタールGPの初日はスズキのアレックス・リンスがFP2で1分53秒432をマークし最速。チームメイトのジョアン・ミルも3番手につけ、スズキの2台が揃って速さを見せた形となった。
2020年はミルがチャンピオンを獲得したスズキ。2021年はマシンの開発不足に悩まされ、ミルは最終的にランキング3位でタイトル防衛に失敗。リンスもクラッシュが多く、表彰台獲得1回に留まった。
しかし、スズキは冬の間に2022年型マシン、特にエンジン面で大きな進歩を遂げたようで、リンスはカタールGP金曜フリー走行のスピードトラップで最速となる355.2km/hをマークした。
リンスはストレートで”息ができる”ようになったと語ったが、「スズキは頑張り続ける必要がある」とも話している。
「スズキはとてもうまくやってくれたので、自信がついた」
リンスはそう語った。
「でもスズキは作業を続ける必要がある。彼らはエンジン面で良い仕事をしてくれたけど、ちょっとでも気を抜くと、僕たちはやられてしまうだろう」
「ストレートで誰かについて行こうとしたら、いい感じだった。スリップストリームをキープできていたので、少なくともストレートでは息ができるね」
「以前はストレートで息ができず、周りを見回していた。でもレースでどうなるか見てみよう。その辺が改善されてるといいね」
ミルも、スズキが昨年のようにパワー面で「悩むことはない」と言い、全般的に「生活が少し楽になった」という。
「完全にリラックスしているわけではないんだ」
ミルは、2022年のマシンによって楽観的な見通しが得られているかと訊かれ、motorsport.comにそう答えた。
「これは僕の性格の一部でもあるんだ。僕は常に、もっと聞きたい、知りたいと思っている」
「でも、これは素晴らしいシーズンにするための第一歩なんだ。トップスピードは明らかに向上しているし、昨年は難しかったエリアでのトラブルがなくなり、おそらくストレートでもディフェンスできるようになった」
「これが最初のステップだ。そして、もうひとつの弱点である予選を改善しなければならない」
「昨年行なったすべての作業、テストでやった作業と、少しパワーが上積みできれば僕たちの生活はもっと楽になる。だからとてもハッピーなんだ」
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