ヤマハで苦しい状況続くリンス、必要なのはライディングとプロジェクトを”楽しむ”コト?
ヤマハのアレックス・リンスについて、マネージングディレクターは「バイクに乗る楽しみと自信」を取り戻す必要があると語った。
ヤマハのマネージングディレクターであるパオロ・パヴェジオは、アレックス・リンスについて自信とバイクに乗る楽しさを取り戻す必要があると考えている。
リンスは2024年シーズンにヤマハへ加入。今年は2年目となるが、この1年半は苦しい状況が続いてきた。LCRホンダ時代の2023年序盤戦でクラッシュして右足を骨折して以来、調子を取り戻せていないのだ。
また2024年のオランダGPでクラッシュした際に、その右足を再度骨折……その後手術を経て、今はライディングに問題はないと本人は主張している。
そうした怪我などもあり、ヤマハでの1年目は厳しい結果が続いていたが、ヤマハはリンスのポテンシャルを信じ、2年契約を更新。陣営として復活を目指す中、2025年シーズンはリンスも本来の速さを見せることが期待されている。
Alex Rins, Yamaha Factory Racing
Foto de: Gold and Goose / Motorsport Images
ただ2度のプレシーズンテストを終えた時点では、チームメイトのファビオ・クアルタラロに及ぶ速さをまだ見せられていない。
開幕戦タイGPの舞台となるチャーンで行なわれたブリーラムテストでは、トップのマルク・マルケス(ドゥカティ)から、約1.2秒遅れの17番手タイム。僚友クアルタラロ(8番手タイム)からも0.5秒差と、タイムアタック面ではあまり好調ではなかった。これがレースウィークなら予選で下位に沈むことを意味しており、追い抜きが難しくなってきている近年のMotoGPではかなり苦戦することにもなってしまう。
今季からマネージングディレクターに就任したパオロ・パヴェジオは、リンス復調のきっかけについて自信とバイクに乗る楽しみを取り戻すことだと語っている。
「ファビオは我々にとって王冠のダイヤモンドであり、アレックスもまたスピード面で素晴らしいポテンシャルを秘めている。マックス(バルトリーニ/テクニカルディレクター)がデータを見て私にそう言っている。契約を更新した後、怪我をしてしまったもののね」
パヴェジオはmotorsport.comにそう語った。
「彼のほうからは、足は問題ないと聞いているし、私も彼を信じている。こちらの観点からすると、アレックスは再びバイクを走らせることを楽しみ、自信を取り戻して噛み合ってきて欲しい」
「我々がアレックスと2年契約を結んだのは、彼にはそれだけのものがあると見たからだ。これは長期的なモノであり、彼をすぐに1秒速くするモノは存在しない」
「ファビオの心境は前向きだ。アレックスは噛み合うようにしなくてはならないが、ファビオやジャック・ミラー(プラマック)の様子を見れば、アレックスも成長してくるだろうと思っている」
「アレックスが100%の努力をしていないと言っているわけじゃない。私は単に、アレックスはこういったプロジェクトの一員であることを、楽しむべきだと思っているだけだ」
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