スズキのリンス、2年ぶり勝利大喜び! 「フィリップアイランド最高! 僕らにふさわしい結果だ」
MotoGPオーストラリアGPでアレックス・リンスは2年ぶりの勝利を収めた。彼はレース勝利の鍵は遅めのペースだったと話している。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第18戦オーストラリアGPで優勝したスズキのアレックス・リンスは、今回のレースの鍵となった要素について、遅めのペースだったことが挙げられると話した。
リンスは決勝レースを10グリッドと中団からスタート。序盤の混戦の中、3周目には11番手となってしまったが、そこからは1周ごとにポジションを上げていく見事な追い上げを見せた。
レースの3分の1を消化すると、リンスはすでに表彰台を巡るバトルに参加。フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)、マルコ・ベッツェッキ(VR46)らとのトップ争いに興じた。
ラストラップのホームストレートでリンスはバニャイヤに接近し、その後のコーナーで追い抜きを成功させてトップに浮上。マルケスの追撃もいなして2年ぶりの優勝を果たした。
Marc Marquez, Repsol Honda Team, Alex Rins, Team Suzuki MotoGP, Francesco Bagnaia, Ducati Team
Photo by: Gold and Goose / Motorsport Images
レース後リンスは、勝利の鍵はレースペースが遅かったことでフィジカルに余裕を持ったまま先頭に追いつけたこと、そしてラストラップの位置取りが肝要だったと話した。
「とてもハッピーだし、僕らにふさわしい結果だ」と、リンスは言う。
「素晴らしいレースができたし、タイヤも上手くマネジメントすることができた。最終コーナーで追い抜かれるかもしれないと思っていたけど、上手くディフェンスすることができた。フィリップアイランドは最高の場所だね」
「正直に言って、こんなに早く集団に加われたのはレースがかなりスローに進んでいたことも関係がある」
「フィジカル的にも疲れていなかったし、ギャップを縮めて追い抜いていき、かなり序盤の段階からポジションを上げていけたんだ」
「レースに勝ちたいなら、メインストレートを2番手で通過しなければならないというのは分かっていたことだった」
「その後、マルクに追い抜かれるだろうとも思っていたけど、ターン1で良い形になっていたから、ここで僕の番だと思ったんだ。マルクにはターン2で追い抜かれたシーンもその前にあったけど、ラストラップでは守り切ることができた」
スズキは2022年シーズン限りでのMotoGP撤退を決定しており、リンスも来年はLCRホンダへと移籍する。いよいよ残り少なくなったスズキでのレースだが、リンスとしても今回勝利できたことで最高の気分だという。
「シーズン終盤にこうして勝てて素晴らしい気分だ。それにこの勝利はここまでの戦いで切望していたモノでもあるからね」
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