2021年型YZR-M1、変化は少ない? バレンティーノ・ロッシ「昨年型ととても似ている」

ペトロナス・ヤマハSRTのバレンティーノ・ロッシは、2021年型YZR-M1のシャシーは昨年型と非常によく似ていると語った。

2021年型YZR-M1、変化は少ない? バレンティーノ・ロッシ「昨年型ととても似ている」

 3月6〜7日にかけて行なわれたMotoGPのカタールテスト。ヤマハはこのテストで新シャシーのテストを行なったが、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)は一貫性が欠如していた2020年型シャシーとの差を感じられなかったようだ。

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 ヤマハは昨シーズン、2020年型のYZR-M1を駆るライダー全員が、その一貫性のなさに悩まされた。結果、今回のテストでは昨年非常に好調だったフランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が使用していた2019年型から派生したシャシーが持ち込まれた。

 ロッシはテスト2日目にシャシーのテスト作業を行なったが、近年ヤマハを悩ませてきたトラクションの問題があり、新シャシーとの間であまり大きな差は感じられなかったという。

「いくつか違ったモノを試したんだけど、凄く良い解決策は見つけられなかった。だから結果としては、ちょっと厳しいね」

 そう語るロッシ。彼はテスト2日目を19番手タイムで終えている。

「特に加速する時に苦戦していて、それはリヤグリップがあまり多くないせいだ」

「この2日間で試したセッティングでバイクを使おうとしていた。このオフの2日間でデータをチェックして、次のテストではより競争力があるように準備を整えようとしている」

「今日は両方のシャシーを使い続けたけど、僕の印象では結局のところ(新型は)昨年のバイクととても良く似ている」

「2019年のシャシーとはあまり似ていない。その中間という感じだ。だけど乗ったときの感覚は2020年型と非常に似たものだった」

 ロッシがテスト2日目に記録したタイムは、初日よりも0.2秒遅いものだった。ただ彼は終盤にマシンに問題が発生したことで、アタックを行なうことができなかった。

 しかしロッシはトップタイムをマークしたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)から1.6秒差でテストを終えたこともあり、自身に十分な速さが無かったと認め、フィーリングが良くなかったと語っている。

「このポジションが素晴らしいものではないのは確かだ。僕のラップタイムは良くない」

「だけどバイクに良いフィーリングが無かった」

「最後にソフトタイヤでプッシュはしていない。それをしていればもう少し(タイムは)良かっただろう」

「でもそれは問題じゃないんだ。問題は僕が十分に速くないということだ。だから今はチームと一緒にデータをチェックして、次のテストに向けては別の方法を試みる必要がある」

 またロッシは今年から新たにヤマハのテストライダーとなったカル・クラッチローとも話をしたようだが、クラッチローのYZR-M1への考えは興味深いものだと感じられたという。

「セッションの始めにカルと2〜3周走ったんだ」とロッシ。

「カルやシルヴァーノ・ガルブゼラ(クラッチローのクルーチーフ、前ロッシ担当)と話すと、彼らは興味深いフィードバックをたくさん出してきた」

「彼は速いライダーでいいヤツだと思う。それに長くホンダのバイクに乗っていたこともあって、彼の考えは興味深いよ」

「だから僕らにとってとても助けになってくれると思う」

 

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シリーズ MotoGP
ドライバー バレンティーノ ロッシ
執筆者 Lewis Duncan