バレンティーノ・ロッシ、3回目のノーポイントでタイトル争い脱落?
ヤマハのバレンティーノ・ロッシはMotoGPカタルニアGPで転倒ノーポイントに終わってしまったことで、今季のタイトル争いからは締め出されたと考えている。
Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGP第9戦カタルニアGPで、ヤマハのバレンティーノ・ロッシは3番グリッドを獲得。ファンからは好結果への期待が高まった。
決勝でも表彰台争いへ着実に割って入り、フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)が中盤に犯したミスを拾って2番手に浮上。先頭を行くファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)を追った。
しかし16周目、ロッシはターン2で転倒を喫してしまい、リタイア。表彰台獲得どころか、ノーポイントでレースを終えることとなった。
決勝では最終的にクアルタラロが逃げ切って今季3勝目を挙げ、ポイントランキングで首位に浮上した。
ロッシは今回の転倒が大きく響き、クアルタラロから50ポイント差の11番手と後退。タイトル挑戦の希望は数字上ではまだ可能性はあるが、厳しい情勢となってきた。
「失望してしまわないためにも、僕らはいい週末だったと考える必要がある。上手く乗り、楽しみ、勝利のために走ることができたんだ」
ロッシはそうレースを振り返った。
「僕らはバイクのセッティングで興味深い道を辿っている。だから僕のチャンピオン獲得が厳しくなってしまったとしても、今からシーズン終了まで速く走るだけの大きな理由がある。数字上で無理だと言われない限り、終わってはいないんだ」
「残念だけど、僕は既に3回のノーポイントを経験してしまっている。うち2回は僕のミスだ。最初のはバイクのトラブルによるものだったから厳しいものだけどね。でもまだまだレースはあるし、速く走れるようにトライしていく必要がある。今回のように乗れれば、僕はあらゆる面で速く走ることができるんだ」
ロッシはターン2での転倒の原因について、フロントタイヤの左サイドの温度に注意を払っていなかったことによるミスだと認め、クアルタラロとのギャップを縮めようとプッシュしていたと語った。
「最初、とてもスムーズにスタートをきって、ペースは良かった。そして皆終盤にはタイヤに苦しむことは分かっていたから、フロントとリヤタイヤをいたわって乗ろうとしていたんだ」
「とにかく、僕らは良いペースで走っていて、先頭集団に留まっていた。だけど僕はそこでプッシュしすぎてしまった。フランコはターン1でミスをしたけど、その瞬間から僕はプッシュした。ファビオにあまりアドバンテージを与えたくなかったんだ」
「彼に近づきたかったし、それを試みたかった。スズキも終盤にとても強いからね。だけど僕はミスをしてしまった。データを見ると、前の周ととても似ているんだけど、この温度では左サイドにより注意を払うことが必要なんだ」
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