ロッシ「2021年のヤマハは“クレバー”」ペトロナスSRTの雰囲気にも高評価
バレンティーノ・ロッシは今季加入したペトロナス・ヤマハSRTでの初走行を終えたが、MotoGP3年目の若手チームが非常に雰囲気が良いと感じているようだ。
Valentino Rossi, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPの2021年シーズンにヤマハファクトリーチームからペトロナス・ヤマハSRTへと移籍したバレンティーノ・ロッシ。彼は新チームでの初テストを終えたが、チーム内の環境は気に入っている様子だ。
3月初旬から計5日間行なわれたMotoGPのプレシーズンテスト。今季チームを移籍したロッシは新たな環境での再スタートを切った。
ロッシはテスト序盤こそ難しい始まり方となってしまったが、最終的には改善を進めていき、総合11番手タイムでテストを終えた。
テストでのポジティブな点について尋ねられたロッシは、ヤマハのオフシーズン中の開発を称賛し、さらに移籍したペトロナスSRT内の雰囲気が良いと語った。
「ポジティブだったのはヤマハが冬の間にしてくれた作業で、新シャシーや新しい空力フェアリングといったいくつかの良いモノを持ち込んできた点だ」
「彼らはとても賢いやり方で取り組んだんだと思う。それがとても重要な点だ」
「それから2つ目として、チームのフィーリングだ。僕についているスタッフはみんな素晴らしいし、雰囲気も良いんだ。こうしたふたつのポジティブな点が、僕を満足させてくれる」
「多くのライダーやメーカーが強いから、競争が激しいのは確かだろう。でも僕らもそこに入っていけるようにトライしていくよ」
ロッシの語るように、ヤマハはカタールテストに新型フェアリングやシャシーを持ち込みテストを実施。ライダーからは前年に比べ改善があると語られているが、特にフェアリングに関しては不足している最高速を補えるということで、非常に評価が高かった。
ファクトリーチームのマーベリック・ビニャーレスとファビオ・クアルタラロはテストを総合2番手と3番手タイムで終了。ロングランのペースも良好だったため、ヤマハは問題が多かった2020年型からバイクを改善してきていることを示した。
ロッシは2021年シーズン開幕に向け、ヤマハがベストなスタートを切っているのではないかと訊かれると、次のように答えた。
「僕としてはここ数年は改善すべき多くの問題を抱えていたと思う」
「日本から送られてくるパーツはどれもあまり良いとは言えなかったけど、(今年は)よりクレバーなやり方で作業をしているようだし、ポジティブだよ」
「でも今はレースウィークエンドを待つ必要があるね。特にレースになると多くの要素が出てくるからね。ただバイクのフィーリングはいいよ」
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