VR46、未だMotoGP参戦計画がはっきり見えず。ロッシは質問攻めに対し「僕はライディングに集中しなければ」

バレンティーノ・ロッシは、自身が率いるVR46チームがスポンサー関連で混乱に陥っていることについて、関連する質問に答えることで、パフォーマンスに影響が出てしまっていると語った。

VR46、未だMotoGP参戦計画がはっきり見えず。ロッシは質問攻めに対し「僕はライディングに集中しなければ」

 2022年シーズン、バレンティーノ・ロッシ率いるVR46チームがMotoGPの最高峰クラスに参戦を開始する。だが、そのスポンサーについては、不可解なところも多い。

 今年4月に、サウジアラビアのタナール・エンターテイメント・スポーツ&メディアは、VR46が2022年からMotoGPに参戦し、チームのメインスポンサーには同国の国営石油会社であるサウジ・アラムコが就くと発表した。

 チームに先んじての発表という点も異例だったが、その後アラムコ側は正式な声明を出さず、むしろこうした契約が結ばれていないと示唆するコメントを発した。6月のオランダGPでは、MotoGPパドックでアラムコのCEOが何度もミーティングを行なったが、アラムコの姿勢に変化は見られなかった。

 一方タナール・エンターテイメントと、そのオーナーであるアブドルアジーズ・ビン・アブドゥラ・アール・サウード王子は、アラムコの契約締結を強く信じており、ロッシは何度も「すべてが解決されると信じている」とコメントしてきた。

 しかしVR46は、6月にドゥカティとの3年契約を発表して以来、タイトルパートナーシップについて正式発表を行なっていないままの状態が続いてきた。それもあり参戦が本当に実現するのか、疑問の声も挙がっている。

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 サンマリノGPの金曜日、そうした発表がいつ行なわれるのかと聞かれたロッシは、次のように答えた。

「来年、僕たちはチームを組むことになると思うが、いつ正式に発表されるかは分からない」

 今シーズンはロッシにとって、現役最後の年となっているが、VR46の不確実性に悩まされており、常にVR46関連の質問をされることがパフォーマンスの妨げになっていると認めた。

 VR46の話題がこの1年に影を落としていないかと聞かれたロッシは、「僕にとっての最大の悩みは、チームに関する質問にすべて答えることだ」と答えた。

「僕にとってそれは難しいことだ。多くの時間を失っている。ライダーとして集中しようとしているのに、来年のチームについて多くの質問に答えなければならない」

「でも正直なところ、僕はあまりよく知らない。サポートはしているが、それ以外のことにとても集中しているんだ」

「僕は、来年のVR46チームの最新アップデートについて話すべき人物ではないし、理解していない。僕はライディングに集中しなければならないので、直接フォローしていないからだ」

「もう20回も言ったのに、みんな同じ質問をし続けている。僕は常に自分の知っていることを言おうとしているけど、僕はニュースを持っていないんだ」

 9月17日、motorsport.comはヤマハ若手ライダーへの育成支援として、Moto2クラスへの参入を目指していると報じた。

 ロッシは、Moto2の計画についてヤマハと話し合ったことを認めたが、現段階ではパートナーシップ締結の可能性についてはわからないと話した。

「来年のMoto2の状況はまだあまりはっきりしていない」

「この2~3年、ヤマハは(VR46と組んで)CEV選手権に参戦しており、主にアジア出身の若いヤマハ・ライダーの成長を支援するための良い組織を持っている」

「リン(ヤマハのマネージングディレクターであるリン・ジャービス)とも話したが、彼らはMotoGPの(Moto2)チャンピオンシップに参加したいと考えている。僕たちはすでに2~3年組んできたから、話し合いをした」

「でも、一緒にプロジェクトをやるかどうか、どうなるかは分からない。現状はそういうことだ」

 なおVR46のMotoGPクラスのライダーラインアップに関しては、サンマリノGPで新たに発表があり、Moto2のマルコ・ベッツェッキが昇格することが明かされた。来シーズンはルカ・マリーニと再びチームメイトとなる。

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