ヤマハの“持病”は直っていない? ロッシ、加速に苦戦し初日14番手と沈む

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ヤマハの“持病”は直っていない? ロッシ、加速に苦戦し初日14番手と沈む
執筆:
2019/05/18 8:49

ヤマハのバレンティーノ・ロッシはフランスGPで力強いスタートを切ることを予想していたが、初日は13番手と沈んだ。曰く、加速時のグリップ不足に悩まされているという。

 MotoGP第5戦フランスGPの舞台となるブガッティ・サーキットは、ヤマハとバレンティーノ・ロッシ両方にとって、伝統的に相性のいいサーキットであった。しかし、初日フリー走行ではチームメイトのマーベリック・ビニャーレスが総合トップタイムを記録している傍ら、ロッシは13番手に留まっており、予選Q2へのダイレクト進出も危うい状況となっている。

 ロッシはFP1では10番手につけていたが、セッション中にチェーンが外れるトラブルが発生し走行時間をロス。FP2では13番手だったが、総合タイムでは14番手に順位を落とし、僅か0.081秒差ながらトップ10入りを逃している。

 FP2終盤のパフォーマンスは、ロッシが他のライダーが既にアタックラップに入っている段階で、ミディアムタイヤを使用していたことで妥協を強いられてしまった。そして、彼はソフトタイヤへと変更した後は、一度しかアタックする機会がなかったためだ。

 ロッシはソフトタイヤへの変更が遅れた原因を、できる限りペースを改善しようと試みていたためだと説明している。

「僕はもっと強くなることを予想していた。だけど最後は厳しい1日になってしまった。朝から素晴らしいフィーリングを持てていなくて、加速の面で苦戦してしまっているんだ」

「それから、チェーンの問題もあって、少し時間を失ってしまった。だけど午後(FP2)はそうした問題の解決に取り組んでいたんだ」

「始めはそんなに悪くなかった。けれど改善するために何か違うことを試していたんだ。僕の始めのペースも悪くはなかったけれど、何かを失っていた。それで、僕らは良い解決策を見つけ出すことができず、プラクティスの終わりまで再び取り組んでいたんだ」

「最後、ソフトで1回だけアタックすることができたけど、トップ10には入れなかった。だから明日は、ラップタイムの改善、それとペースの改善に取り組めるよう、晴れてくれる事を願っている」

 加速は繰り返しYZR-M1の弱点として浮かび上がっているが、ロッシはフランスGPでは他のヤマハのマシンよりも劣っているように感じると語っている。

「加速であまりグリップがなくて、強いとは言えないんだ。それと、僕はマーベリックと比較して多少劣っているようだから、良いことではないね。そうした所に取り組んでいるんだ」

 首位のビニャーレスは2番手のマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)に約0.2秒差をつけている。彼はヘレスで果たした大きな進歩と自身のライディングスタイルがル・マンに合っていることが、こうした力強い週末にすることを可能にしていると語っている。

「ヘレスのFP4、それから公式テストでそうしたステップを踏めたんだと思う。小さなことだけどね。だけど最終的に、そうした事が今週末僕の助けになっているんだ」と、ビニャーレスは話す。

「このスピードとフィーリングが変わらなかったなら、他のトラックへ持ち越すことができると思う」

「重要なのは、FP1、FP2と良いフィーリングを維持することだ。今のフィーリングは、マシンがより安定しているという物だ」

「ヘレスでは、僕は優勝を争うには、もうコンマ2〜3秒が必要だった。ここでは、僕のライディングスタイルはトラックにもう少し合っていると思うし、ギャップを減らすことができると思う」

Additional reporting by Lena Buffa and Oriol Puigdemont

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この記事について

シリーズ MotoGP
イベント 第5戦フランスGP
サブイベント FP2
ドライバー マーベリック ビニャーレス 発売中 , バレンティーノ ロッシ 発売中
チーム Yamaha Factory Racing
執筆者 David Gruz
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