
バレンティーノ・ロッシは、スーパーバイクをテストしたハミルトンを自らの所有するダートトラック『ランチ』に招待すると語った。
MotoGP界のレジェンドであるバレンティーノ・ロッシは、ヘレスでスーパーバイクのテストに参加したF1王者、ルイス・ハミルトンをロッシ自らが所有するダートトラック『ランチ』に招待すると話した。
12月1日(土)、ハミルトンはスーパーバイク世界選手権を戦うヤマハのワークスチームであるPata Yamaha Official WorldSBK Teamの協力で、自身がF1でも使用する44番をつけた黒色のヤマハYZF-R1をテスト。ヤマハのアレックス・ロウズ、マイケル・ファン・デル・マークと共にヘレスを走った。
ターン5ではクラッシュもあったとのことだが、幸いハミルトンに怪我はなく、その後も走行が続けられた。
日曜日、ロッシはランチでフランコ・モルビデリや教え子たちとトレーニングをしていたが、ハミルトンのテスト参加について訊かれると、ランチでの走りを見てみたいと答えた。
ランチは、ロッシの地元イタリアのタヴッリアに位置する1.8マイル(約2.9km)のダートトラックである。最高峰クラスを7度制しているロッシのトレーニング施設となっているだけでなく、彼の若手育成プログラム、VR46ライダーズアカデミーの拠点としても機能している。
「ハミルトンはバイクの大ファンだ」とロッシは語った。
「彼はレースをチェックしていて、いつも僕にメッセージを送ってくるんだ。彼はライダーたちが、本当のリスクを冒していると称賛する。ちょっと大げさだけどね」
「彼はいつか、ランチに来てトレーニングしなければいけないだろう」
一方、ハミルトンは自身のインスタグラムに、テストに参加した感想を興奮気味に投稿している。
「おはよう。今日は素晴らしい気分で目覚めたよ。すでにスーパーバイクが恋しくなっている。僕は4輪以上にバイクのことを愛しているんだ」
「子どもの頃から、いつもモーターバイクが欲しかった。僕の父が、カートを与えてくれたことにはとてつもなく感謝している。でも今、僕はバイクに乗ってトラックにでることを愛しているんだ」
「僕はライダーたちに最大の敬意を持っている。必要とされるもののいくつかは(4輪と)同じだけど、全く異なるカテゴリーだ。速さや忍耐、恐怖の克服、集中力、機敏さ、リスクの背負い方……そういったもの全てが、このスポーツをエキサイティングなものにしているんだ」
この記事について
シリーズ | F1 , MotoGP |
ドライバー | ルイス ハミルトン 発売中 , バレンティーノ ロッシ 発売中 |
執筆者 | Jamie Klein |