ロッシはもう勝てないのか? 「長く留まりすぎたかも」と元クルーチーフ
バレンティーノ・ロッシのクルーチーフを長く務めたジェレミー・バージェスは、ロッシがMotoGPに長く留まりすぎたのでは無いかという考えを示した。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2000年から2013年まで、バレンティーノ・ロッシのクルーチーフとして7度のタイトル獲得を支えたジェレミー・バージェス。彼はロッシがMotoGPに長く留まりすぎたかもしれないと考えているようだ。
2014年、ロッシは長年共に戦ってきたバージェスから、シルバーノ・ガルブゼラへとクルーチーフ交代の決定を下した。そしてそのガルブゼラとのコンビも、今季で終了となる予定だ。
ロッシはドゥカティで厳しい2シーズンを過ごし、2013年にヤマハへ復帰した。しかし以降6年間タイトルには手が届かず、今季も優勝無しと厳しい状況が続いている。
既に今季も残り3戦と締めくくりの時期となったが、バージェスはロッシの予選でのパフォーマンスの悪さが特に心配だと話した。
「彼は少し長く留まりすぎているのかもしれない」と、バージェスは言う。
「心配な事は、彼がどこで予選を終えるかということだ」
今季ロッシが獲得した予選位置の平均順位は8.5であり、これはチームメイトのマーベリック・ビニャーレスの4.5や、ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロの3.9と比べると大きく劣る数字だ。
「数年前なら、我々は彼が予選で10番手でも心配する事はなかった。ポジションを上げて行くだろうこと、そして表彰台に挑めると分かっていたからだ」
「下り坂を転がり落ちたか、それが1度の例外か、誰が分かるんだ?」
第16戦日本GPで、ロッシは11番手を走行中にオランダGP以来の転倒リタイアを喫した。
「いくつか良いレースをこなした後、また問題を抱えてしまっているため、少し難しい状況だ」と、ロッシはここ最近のレースを振り返った。
「残念なことに今回(日本GP)はミスを犯してしまったけど、僕らはもっと良いポジションを争うために、より速くなりたいと思っている。(日本GPは)難しいレースだった。僕のペースは最高というわけじゃなかったからね」
「ポテンシャルとしては、(アレックス)リンスと(カル)クラッチローと(5番手を)争えたはずだ。だけどスタートで既に後ろのグリッドだったし、1周目にもポジションをいくつか落としてしまった。巻き返しを図れるほど素晴らしいわけじゃなかったんだ」
Additional reporting by Oriol Puigdemont
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