ロッシ「引退後の生活想像できた」新型コロナの外出規制でリラックス
バレンティーノ・ロッシは新型コロナウイルスによって発生した急な休みによって、自身の引退についてよりリラックスした見方ができるようになったと語った。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
2020年で41歳となったバレンティーノ・ロッシ。彼は今季限りでヤマハファクトリーチームのシートを失うことが決定しているが、現役続行を望んでいるロッシはペトロナス・ヤマハSRTへの移籍について、ヤマハと協議している。
ここ数週間のロッシのコメントからは、彼は“少なくともあと1年”MotoGPに留まるつもりだと考えられるが、ロッシは明確な期限ははないと主張している。
ロッシは引退を決断する日は、個人としても非常に悲しい日になるだろうと認めている。しかし新型コロナウイルスのパンデミックによって生じたロックダウンによって、家族と共に家で過ごし、レースのプレッシャーから開放されて過ごしたことで、“その時”が来ても楽しむことができるだろうと考えるようになったという。
「誠実でいないといけないね。ロックダウン期間は素晴らしい時間を過ごしたよ。家の中で母やガールフレンド、そしてペット達と一緒にリラックスして良い時間を過ごしたからね」
BT Sportsに出演したロッシはロックダウン期間の生活をそう振り返った。
「1995年から僕の人生は世界中のサーキットを旅して回ることだったから、かなり不思議はあった。最初は妙な感覚だったよ。でも家に長くいることは好きだし、特にレースのリザルトっていう、これまでは常にあったプレッシャー無しで生活するのも素敵だ」
「これは良いフィーリングだし、レースを辞めた時の将来の生活がちょっとわかった。引退した後も楽しめると思う。そういった意味でこれは良いことで、より簡単に決定を下すことができるよ」
新型コロナウイルスによる混乱がなければ、5月末にはイタリアGPが開催されているはずだった。それは今年1月にロッシが進退について判断するとしていた時期でもあったはずだ。
結果的にロッシは自身のパフォーマンスを確かめること無く、現役続行の意思を示すに至ったが、まだペトロナス・ヤマハSRTとの契約は締結されていない。
ロッシはペトロナス・ヤマハSRTとの将来の可能性についてコメントすると、2021年に同チームで現役を続行する事が決まっても、それは“お別れツアー”ではないと主張した。
「ペトロナスと一緒に戦えるチャンスについて、とても嬉しく思っている。彼らはファクトリーチームではないけど、技術も、スタッフ的にも非常に高いレベルの素晴らしいチームだからね。多くの若いスタッフがそこで働いていて、彼らは(ファビオ)クアルタラロや(フランコ)モルビデリと共に素晴らしい仕事をしている」
「僕はお別れツアーにはしたくない。新聞でこの“お別れツアー”っていう言葉を見つけたけど、ペトロナスに行こうとしているのは、僕がまだ戦えると、レースで勝てると、表彰台を争えると思ったからだよ」
「だからもし現役を続けるなら、競争的でありたいし、いいレースがしたい」
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