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逃した“10回目”のタイトルを追いかけて……バレンティーノ・ロッシ40歳、現役続行の理由

バレンティーノ・ロッシは“獲ってしかるべき”逃したタイトルが、彼自身を40歳まで現役で居させるモチベーションだと語った。

Valentino Rossi, Yamaha Factory Racing

 2月16日(土)に40歳の誕生日を迎えたバレンティーノ・ロッシ。最後のタイトル獲得から10年が経つが、ロッシはなかなか捕まえられていない通算10度目のタイトルを今も追い続けている。

 ロッシは何年も高いレベルを維持し続けられる理由として、2006年シーズンのニッキー・ヘイデンとの劇的なタイトル争いと、その喪失を挙げる。

「“10回の世界タイトル獲得”は僕の夢だ。僕は今でもそれが可能だと信じているし、後悔でもある。それに(10回のタイトルに)ふさわしいと思っていたからね」

 ロッシはGazzetta dello Sport marketingの40歳記念インタビューでそう語っている。

2006年最終戦バレンシアGPで転倒するロッシ

2006年最終戦バレンシアGPで転倒するロッシ

Photo by: Yamaha Motor Racing

「僕は2回(2006、2015)のタイトルを最終レースで逃した。それから何度(2000、2014、2016)も2位で終えている。僕のキャリアは10回のタイトルにふさわしいと思う。そして、これは僕がまだ(レースに)挑み続ける理由だ」

 またロッシは、「2006年の最終戦バレンシアGPで、もし落ち着いていて転倒しなかったなら僕が勝っていただろう。それから、間違いだったかそうじゃないか分からないこともある……ドゥカティへの移籍や、ホンダで勝ち続けるのではなく、ヤマハへ移籍したこと、とかね」とも付け加えている。

「2015年シーズンもそうだ。僕は不運にも、再び最終戦バレンシアGPで(ホルヘ・ロレンソと)争っていたタイトルを失ってしまった。だけど、本当のミスは2006年シーズンだった。勝てたはずなんだ」

 また、40歳という年齢にもかかわらず、ロッシは2020年以降の契約の可能性を否定していない。

「正直、僕も分からない」

 ロッシに現在のヤマハとの契約が現役最後になるのかと問うと、こう帰ってきた。

「(2020年までの契約が)最後になるかもしれないし、そうじゃないかもしれない」

「僕には多くの願望があるし、あと2年の契約がある。でも、最後の契約かもしれないことは分かっているけれど、決めていないんだ」

 ロッシはまた、数年前に彼自身が引退すべきだという人が間違っていると証明することに大きな満足感を得ていると語る。

「最初の数回は2007年に起きた。僕は既に5回のタイトルを獲得していたけれど、世間は僕がキャリアの終わりにあると考えていたんだ。だけど、僕はそれから2回のタイトルを勝ち取っている。そして何より、僕は10年以上経ってもまだここに居る」

「これは僕を笑顔にしてくれるよ。テストでは僕は強くなかったり(彼らが言うには)4位でフィニッシュしてしまうと、“辞める”必要があるみたいだ……少し極端だよね」

 ロッシの記録達成に向け最大のライバルであると目される現チャンピオンのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)。彼にロッシのように40歳までレースをすることができるかと尋ねてみると、こう答えが帰ってきた。

「もちろん、40歳になってもバイクに乗っていたいし、乗るモチベーションを持っていたい。でも40歳でタイトル候補のひとりになることとは違うのものだ」

「これは本当に凄いことだ。僕も40歳でそうしたモチベーションを持っていたい。ただ、各ライダーの情熱は違う。それでもロッシは、あの年齢で現役でいるという“扉”を開いたんだ」

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