ロッシの都落ちは残念……でも「まだ勝てる」かつての好敵手ストーナー語る

2度のMotoGP王者ケーシー・ストーナーは、かつて競い合ったバレンティーノ・ロッシが2021年にサテライトチームに降格することは嘆かわしいと思っているが、同時にまだ“勝てる”とも考えている。

ロッシの都落ちは残念……でも「まだ勝てる」かつての好敵手ストーナー語る

 2020年限りで、バレンティーノ・ロッシはヤマハ・ファクトリーチームのシートを失うことが今年1月に確定した。ただヤマハは、ロッシがサテライトチームに移ってでも現役続行を望んだ場合、ファクトリーサポートを提供することを約束している。

 ロッシは当初、今季序盤戦のパフォーマンスを評価してから現役続行の可否を決めたいとしていた。しかし新型コロナウイルスのパンデミックの影響によりシーズンが中断され、ロッシは自身のパフォーマンスを確認できない日々が続いている。ただそれでもロッシは現役を続ける意向を示しており、最近ではサテライトチームであるペトロナス・ヤマハSRTへ移籍することが確実視されている。

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 9度のタイトル獲得を誇るレジェンドライダーがサテライトチームに移る……“凋落”やロッシはもう勝てないといった風に見る向きが存在することも確かだ。

 こうした状況について、かつてロッシと激しく争ったケーシー・ストーナーは、ロッシという“名声の有るライダー”がサテライトチームに移るという考えを好ましく思っていない。しかし同時にまだロッシが優勝を争うことができるとも考えているようだ。

「まだ続けるんだろうけど、もし彼がもう少し早くこのスポーツから去っていたなら、“伝承”を残していただろうね。」

 FOXアジアに出演したストーナーはそう語った。

「だけど今、彼は負けているところを示してしまっている」

「誰もが自チームに欲しがったライダーで、獲得するために多額の金を支払われていた彼が、今ではサテライトチームに降格……そういった姿を見るのは嘆かわしいよ」

「僕はバレンティーノがまだ素晴らしい結果を残す可能性を持っていると思う。おそらくこの先勝利することもできるかもしれない。ただ地位を失うわけではない」

「彼が以前やっていたように、表彰台を必ずしも争えないという姿は、悲しいものだ」

 そう語ったストーナー。昨年のロッシの表彰台獲得回数はわずか2回に留まっており、ランキングも7位で、ヤマハ勢の中でもマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)とファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)に破れてしまった。これは2011年のドゥカティ時代以来最悪の数字だ。優勝に至っては2017年のオランダGP以来3年近く遠ざかっており、これはキャリア最長の記録でもある。

 またストーナーは現在の王者であるマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)に勝てるかどうかを聞かれると、次のように答えた。

「いつもその質問をされるんだ」

「マルクにレースによっては勝てると思うか、その答えはイエスだ。ドヴィ(アンドレア・ドヴィツィオーゾ)やホルヘ(ロレンソ)、バレンティーノそしてダニ(ペドロサ)が勝ってきたように、他のライダーがマルクを倒せるなら、もちろん僕もそれができる」

「でもチャンピオンシップを通じてとなると……特にここ最近、マルクは非常に一貫性を備えてきていて、弱点を取り除いてきている。だから彼を負かすのがとても難しいだろう」

 

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