転倒リタイアでもバレンティーノ・ロッシ、前向き。「ペースは悪くなかった。自信が持てる」
ペトロナス・ヤマハSRTのバレンティーノ・ロッシは、MotoGP第3戦ポルトガルGPでは転倒リタイアに終わったものの、走り自体にはより自信が持てるようになったと語っている。
Valentino Rossi, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
アルガルベ・サーキットで行なわれたMotoGP第3戦ポルトガルGPで、バレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)は決勝レースを転倒リタイア。しかしロッシ本人はその結果に反して走りには自信を持てたという。
ロッシは苦しいカタール連戦を終え、ヨーロッパラウンド初戦となるポルトガルGPには改善できると期待して乗り込んだ。しかし他ヤマハ勢からは引き離されてしまい、予選は17番手と下位に沈んだ。
しかしロッシはブレーキングと加速の面でセットアップの改善が進んだことで、決勝では15周目に転倒するまではトップ10を争う、“まともな”ペースを見せていた。
ポルトガルGPで見せた走りは励みになったかとmotorsport.comがロッシに訊くと、彼は「ああ、そこはタイヤにかなり依存しているんだ」と答え、次のように続けた。
「ここでは僕たちはハードタイヤを使用することができた。ハードタイヤだと僕らはより速く走れるんだ」
「レース終盤、僕のスタートグリッドを考えればポジションも悪くはなかったし、2日目と比較してペースも悪くなかった。だからより自信を持てているよ」
「バイクのセッティングが改善されて、リヤのフィーリングがより良く、安定性も良いハードタイヤを履いたことで良くなったんだ」
「ペースは悪くなかった。ただ残念なことにスタートが後方からになっているときは、いつも難しいんだ」
「ターン1でひとつミスを犯してしまって、ルカ(マリーニ/エスポンソラマ)を追い抜くのに時間がちょっとかかってしまった」
「でもその後、僕はトップ10に到達できたし、多少ポイントを獲得できたはずだった。でもターン10、11でフロントタイヤのグリップを失ってしまった。残念だ」
「データをチェックする必要がある。今回はポイントを獲得できたはずだから残念だ。ただレースでは少し改善できたというのが、事実としてあるからね」
今回ロッシは弟のマリーニとレースで競い合ったが、年の離れた弟と世界選手権の最高峰クラスで争うのは“奇妙な”感覚だったと、彼は振り返っている。
「弟には結構アグレッシブに行かなくちゃならなかった。僕は彼より速かったけどアレックス・マルケス(LCRホンダ)の後ろにいたんだ」
「それで僕らは大体同じくらいのペースで、ルカのオーバーテイクには1周半かかってしまった」
「それにしてもVR46カラーのバイクを追い抜くのは妙な感覚だった。特に自分の弟を追い抜いていくのはね」
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