ロッシ42歳、国際映像の“心拍数”放映に参加。最年長ライダーでも若手と遜色ない?
MotoGP第7戦カタルニアでバレンティーノ・ロッシは、初めて心拍数が計測され、その数値が国際映像で放映された。MotoGP最年長42歳のロッシだが、自身の心拍数には満足している様子だ。
MotoGPは2019年シーズンから、一部ライダーの走行中の心拍数を国際映像で映し出す試みを行なってきている。
初めてこのシステムで心拍数が放送されたのは、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)。彼の平均心拍数は113回/分となっており、その強心臓ぶりには驚きの声も上がっていた。
この試みに同意するライダーはビニャーレス以外にも出始めており、そのひとりにジャック・ミラー(ドゥカティ)がいる。そして彼の平均心拍数は160回/分と、ビニャーレスとは大きく差があった。
「ビニャーレスは蛇か、それか心臓が動いてないかのどっちかだ」と、当時のミラーはビニャーレスとの心拍数の違いについてコメントしていた。
「心拍数の比較は見たけど、僕が160回で、ビニャーレスは120回やそこらだった。あの時は僕の心臓が全力じゃなかったんだろう」
2021年シーズンのMotoGPでは、ビニャーレスのチームメイトであるファビオ・クアルタラロも計測装置を装備。また第7戦カタルニアGPでは現役最年長42歳のバレンティーノ・ロッシ(ペトロナス・ヤマハSRT)も心拍数計を装着していた。
Medición ritmo cardiaco de Rossi y Quartararo
国際映像で映し出されたロッシの心拍数は150〜160程度。彼はその数値を知ると、トレーニングでの数値に近いこともあり満足していると語った。
「確認した数字だと、心拍数は150〜160/分だった。これは悪くないよ」
心拍数計を装着した経験について訊かれたロッシは、そう答えた。
「普段からだいたいその範囲になるようにトレーニングをしている。だから今回の数字は予想の範囲内だ」
ロッシは心拍数に関して、ビニャーレスのように平均心拍数が低い場合でも、疲れにくいわけではないという考えを示している。
「ここ数年で、僕は平均心拍数はアスリートによって大きく違うことを理解した。それで完璧な状態で心拍数が180の人がいたとしても、だからといって心拍数が120の人よりも疲れやすいということはないと思う」
なおロッシはカタルニアGP初日をトップから1.6秒差の19番手と後方で終了。ブレーキングからコーナー進入にかけて苦戦しており、全体としてフィーリングが良くない状況だと語っていた。
ただ2日目のFP3では最終的に総合10番手のタイムを記録。予選Q2への直接進出を果たしている。
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