母国GPのバレンティーノ・ロッシ、将来を決定づけるムジェロからの4戦に「ただ楽しむだけ」
バレンティーノ・ロッシはMotoGP第6戦イタリアGPからの4レースが、自身の将来に向けて非常に重要なモノとなると認識しており、結果を出す必要があると語った。
Valentino Rossi, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
9度の世界チャンピオン獲得経験を持つペトロナス・ヤマハSRTのバレンティーノ・ロッシは今シーズン、これまで僅か9ポイントと彼のレースキャリアの中でも最悪と言えるシーズンを送っている。
そうした状況の中、新型コロナウィルスの影響で2020年シーズンは開催が見送られていた、母国戦イタリアGPに今週末臨んでいる。
ロッシはヤマハと交わしている契約が2021年シーズンいっぱいで切れることになっている。
彼は現役続行を希望しているが、ここまでの5レースでヤマハとの契約に存在する“パフォーマンス条項” を満たせるような好成績は収められていない。そのこともあり、今戦から続く4レースの成績が彼の来年以降のレースキャリアを決定するうえで非常に重要な意味を持っている。。
ロッシはイタリアGPが開催されるムジェロ・サーキットではこれまでMotoGPクラスで通算7度の優勝をマーク。次戦のカタル二アでも7勝、オランダで8勝、ドイツでは4勝となっている。
「そうだね、今僕たちはチャンピオンシップにおいて非常に重要な局面にいる。5週間の内に4レースが開催されるからね。そして、ムジェロ、バルセロナ、アッセンと僕にとって重要なサーキットが続くね」と、ロッシは言う。
「フィンランドGPがキャンセルになったから1ヵ月の休暇にその後入る。ここらのタイミングでみんな2022年シーズンについて考えるね」
「そう、だからシーズン開幕前に言ったように、そのタイミングで僕も決断をするよ。でもこれは僕だけの決断ではないから、ペトロナスとヤマハと彼らの来年のプランについて話し合う必要があるね」
「ともかく、今後の4レースは良いリザルトを取らなければならない非常に重要なレースになるよ」
現在のヤマハとSRTのパートナーシップ関係は2021年シーズンまでとなっており、今後については、2022年から最高峰クラス参戦を予定するロッシ率いるVR46チームがどのメーカーと組むかで左右されるという。
また、彼のVR46チームは現在ヤマハとドゥカティと協議を進めている最中である。
今回新型コロナウィルスの影響でムジェロ戦は無観客開催となっている。そのため今年で引退ということになれば、ロッシはムジェロ戦を熱狂的なファンの姿を見ずに終えることになる。
motorsport.comがこの現実が彼自身を悲しい気持ちにさせるかを尋ねたところ以下のように答えた。
「これが最後になるかもしれないという風に考えなくていいよ」
「ムジェロでの多分27回目となるレース。今でも同じ緊張感を持ち、良い週末にしなきゃって思う気持ちは良くも悪くも特別な思いにさせてくれるね」
「25年前と変わらないこの気持ちはとても特別さ」
「これが最後になる可能性があると考える必要はない、ただ集中し最善を尽くす。そして楽しむだけだよ」
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