ロッシ、ドーハGP予選は厳しい戦いになると予想。トラックコンディション悪化でグリップ低下
バレンティーノ・ロッシはMotoGP第2戦ドーハGP初日を終えた段階では「十分な速さが無い」と認めており、予選も厳しい状況になることを予想している。
Valentino Rossi, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
ロサイル・インターナショナル・サーキットで、開幕戦カタールGPから2週連続で行なわれているMotoGP第2戦ドーハGP。初日のフリー走行でペトロナス・ヤマハSRTのバレンティーノ・ロッシは苦戦気味で、Q2への直接進出が可能となる総合トップ10から外れる14番手となった。
カタールGPでロッシは予選4番手を獲得するなど上位の速さを見せていたが、ドーハ初日は1分54秒112と、開幕戦よりもコンマ3秒遅いタイムを記録するに留まった。
ロッシによると、ドーハGP初日はリヤグリップの欠如に悩まされており、2日目に向けて改善できる自信は持てていないという。
「苦戦している。リヤグリップとタイムアタックにかなり苦戦していて、十分な速さがなかったんだ」
ロッシはそう語る。
「先週と同レベルのラップタイムを刻むことができなかった」
「先週末、僕は1分53秒8をマークすることができた。これなら(ドーハGP初日でも)トップ10に入るに十分なタイムだった。残念だけど今日は少し遅くなっていて、Q2進出圏外になってしまった。これは問題と言える」
「(2日目は)リヤグリップを見つけ、より強くなるためにトライしていく必要がある」
初日の低調な出足に心配しているか、そう問われたロッシは次のように答えている。
「ああ。ペースが素晴らしいわけでもないし、改善していくための作業が必要だ」
「FP3でも改善していくための作業をするし。トップ10から大きく離れているわけでもないからQ1で上位に入ってQ2へ向かうためにトライするよ」
なお開幕戦と比べた際のトラックコンディションの悪化には、ロッシ以外にも多くのライダーが不満を漏らしている。ヤマハのファビオ・クアルタラロも、YZR-M1のフィーリングが悪くなっていると感じていると認めている
「コンディションに変化がなければ、僕らは今日のようなラップタイムが限界だろう。トラックを走っていて悪い感触があるんだ」と、クアルタラロは語る。
「トラックに出るとグリップしているように全然感じられない。ドゥカティ勢は良いみたいだ。でも僕らのバイクの強みであるコーナリングやグリップが、今日は素晴らしくは感じられなかった」
「だから明日はより良いコンディションになって、僕らが少しでも速く走れればいいと思う。今日は素晴らしいフィーリングとは行かなかったからね」
「全体としてコンディションは良くない。僕らは減速の部分で苦戦していて、かなりチャタリングが出てしまっている。先週と比べて全くコンディションが違っているんだ。2日目はグリップが改善されて、良いラップタイムを出せることを願っている」
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