バレンティーノ・ロッシ、昨年表彰台のヘレスでまさかの初日21番手……でも“プレッシャー”は無い?
バレンティーノ・ロッシはスペインGP初日を21番手と、依然として苦戦が続いている。しかし彼はそれによって将来に関するプレッシャーを余計に感じることは無いと語った。
Valentino Rossi, Petronas Yamaha SRT
Gold and Goose / Motorsport Images
ヘレス・サーキットで行なわれているMotoGP第4戦スペインGP。その初日、ペトロナス・ヤマハSRTのバレンティーノ・ロッシは総合21番手タイムと苦戦。彼曰く今回もリヤグリップに問題を抱えているようだ。
ロッシは初日のタイムは、総合首位のフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)から1.4秒差の総合21番手。チームメイトのフランコ・モルビデリやヤマハのファクトリーチームの2名が上位に連なる中、彼だけが後方の位置に甘んじることになった。
ヘレスで抱えている問題についてロッシは、以前から続くYZR-M1のリヤグリップの問題に依るものだと説明しており、十分な速さが無かったと語った。
「十分な速さが無くて、難しい1日だった」と、ロッシ。
「レースペースの面では、タイムアタックより少しは良いんだ。それからタイムアタックでは残念だけどランオフエリアに触れて(抹消されて)しまった。そうじゃなければ、もう2〜3はポジションが上がっていただろう。ただそれでも特別なことはなにもない」
「ペースが少し良くなっていても、十分に速くはない。いつもリヤグリップに苦戦している……数周した後は特にそうだ。今回も同じ様な問題を抱えてしまっている」
「スライドしすぎてしまうんだ。これは厳しいよ」
「今日、僕らは色々なことを2台のバイクで試してみた。でもフィーリングは似たようなものだった。だから現時点ではこの問題を修正できていない」
「2日目も別のことを試してみるつもりだ。バイクの状況が改善されれば良いんだけどね」
ロッシは2022年以降の現役続行の判断について、序盤6〜7レースが鍵となってくると認めており、ヤマハ側からはパフォーマンスに関して基準が設定されていることも分かっている。
しかし彼の苦戦は第4戦となっても続いている……そこにプレッシャーを感じてはいないのだろうか? その点をロッシに訊くと、彼はそれを否定した。
「さあね。ただ僕は本当にあまりプレッシャーは感じていない」
「フィジカル的にはそんなに悪くない。問題は速さが十分に無いことで、特に他の問題はないんだ」
「バイクに乗って、ここで走るのは良いものだけど、結果が重要だ」
「だから強くあることが必要だ。常に勝利する必要はないけど、表彰台を争い、重要なポジションで戦うことが必要なんだ」
「こうした点で僕は満足てきていない。速くないからね。遅かったりするとあまり愉快なものじゃない」
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