ロッシ、MotoGPキャリア継続目指し、サテライトチーム移籍の可能性も?
バレンティーノ・ロッシは、MotoGPでのキャリアを伸ばすためなら、ヤマハのサテライトチームへの移籍も受け入れると認めた。

バレンティーノ・ロッシにとって、41歳を迎える2020年はMotoGPのキャリアを継続する上で非常に重要なシーズンとなる。ヤマハのファクトリーチーム残留のためには、序盤に好成績を残す必要があるが、ロッシ自身はサテライトチームであるペトロナス・ヤマハSRTへの移籍も選択肢のひとつだと考えている。
2019年シーズン、ペトロナス・ヤマハSRTからデビューしたファビオ・クアルタラロが大活躍。ファクトリーチームであるヤマハへの昇格が注目されている。
ロッシのチームメイトであるマーベリック・ビニャーレスの獲得にドゥカティが興味を持っているとも言われているが、クアルタラロもライダー市場においては注目株となるのは間違いなく、ヤマハは2021年のラインアップに関して厳しい判断を求められる可能性がある。
ロッシはキャリア続行を決断した場合、クアルタラロと入れ替わるように、2021年にサテライトチームに移籍することを検討する可能性があると初めて認めた。
「ペトロナスに行っても、それほど大きな違いはないと思う」と、最近ロッシはガゼッタ・デロ・スポルトのインタビューに応えた。
「僕は今のチームに留まることを望んでいる。でもふたつのチームには4人のライダーがいて、3番目のライダーの場所を考えなくちゃいけない」
「そして、僕としてはペトロナスもそれほど悪いチームには思えない。だけどビニャーレスが出て行くかもしれないし、クアルタラロがバイクを変えるかもしれない。それは分からないんだ」
「それを理解するのには、シーズン中盤ごろまで時間が必要だ。チームボスのリン・ジャービスとヤマハがどう考えているか、話をしてみるつもりだ」
「残念ながら、今のMotoGPでは全てがシーズン序盤に決まってしまうんだ」
ロッシは、4輪のガルフ12時間耐久レースに参戦した際、シーズン序盤の成績が改善されない限り、ヤマハとの契約を更新しない方がいいと述べた。
しかしながら、彼は基本的に自分のキャリアをいつ終わらせるかを決める権限を与えられており、チームから追い出されるというリスクがないという立場を光栄に感じていると語った。
「ヤマハは僕の競争力を信じていて、”人質”のようには感じていないと言っている」
「それは重要だ。ライダーが決断した時に辞められるのは非常に名誉なことであり贅沢だ。普通はそれができないんだ」
また、ヤマハの2020年仕様バイクについて訊かれたロッシは「ホンダやドゥカティのように、直線であと時速10km速く走れるバイクが欲しい。だけど、僕はそれが難しいということが分かっている」と答えた。
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