ロッシ「もっといいレースを期待していたのに……」調子上向いたカタルニアGPでの転倒リタイアに悔しさ
バレンティーノ・ロッシはMotoGPカタルニアGPで比較的好調な走りを見せていたが、決勝レースでは転倒リタイア。彼は“良いレース”にするチャンスを失ってしまったと語った。
スペイン・バルセロナで行なわれたMotoGP第7戦カタルニアGP。その決勝レースで、ペトロナス・ヤマハSRTのバレンティーノ・ロッシは転倒リタイアを喫した。
ロッシは2021年シーズンの戦いで苦戦が続いているが、カタルニアGPのレースウィークは比較的好調な走りを見せていた。フランスGP以来の予選Q2直接進出を果たし、最終的に11番グリッドを獲得していた。
ただ決勝レースではスタートで後れをとり、14番手に後退。ロッシはそこからポジションを取り戻すことが出来ず後退が続いてしまった。
そしてレース中盤、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)やマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)も転倒していたターン10で、ロッシはクラッシュ。そこでレースを終えることになった。
ロッシはこの転倒についてリヤタイヤに問題が出ていたと説明している。
「とても残念なレースだった。もっと良いレースを期待していたからね」
「リヤタイヤはグリップが全然なくて、良いフィーリングがなかった。振動がひどかったしラバーに問題があったように思える。最終的には、そのせいで転倒してしまった」
「昨日(2日目)の朝からはそんなに悪くなかったし、それこそ重要なところだった。でもいいレースにするチャンスを失ってしまった」
ロッシがヤマハと結んでいる契約は2021年末までのもの。現役続行にやる気を見せているロッシだが、ヤマハとの契約延長にはパフォーマンスに関する条項があると分かっており、今季の彼の精彩を欠いた走りでは難しいだろうという見方も多い。
2021年シーズンの前半戦は残すところドイツGPとオランダGPの2戦。これらのレースで周囲を納得させるだけの結果を残せるかどうかに、注目が集まることになるだろう。
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