“違い”を作っているのはクアルタラロ……ロッシ「マシンに差は無い」

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“違い”を作っているのはクアルタラロ……ロッシ「マシンに差は無い」
執筆:
2019/05/13 10:23

バレンティーノ・ロッシは、スペインGPではファビオ・クアルタラロが“違い”を生み出していたと考えているようだ。

 ヤマハのバレンティーノ・ロッシは、スペインGPでのファビオ・クアルタラロ(ペトロナスSRT)の走りを賞賛。ファクトリーチームの今後の進歩にも活かすことができると期待を寄せた。

 MotoGP第4戦スペインGPでは、ヤマハのサテライトチームであるペトロナスSRTが、予選でワンツーを独占。そして決勝レースでは、ポールポジションスタートのクアルタラロが、ギヤシフトの問題でリタイアするまでの間、2番手を走行していた。

 チームメイトのフランコ・モルビデリが、序盤トップのマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)へプレッシャーをかけた後にペースダウンする一方で、クアルタラロはそのペースを維持。トラブルが起こるまでは、MotoGPクラスでの初表彰台獲得の大きなチャンスだと思われていた。

 ヤマハのファクトリーライダーであるバレンティーノ・ロッシは、予選後にペトロナスSRTが使用しているマシンが、ファクトリー仕様と“かなり似ている”と認めていた。そしてロッシは、過去にヨハン・ザルコ(当時テック3)が型落ちのマシンでファクトリーを上回っていた時よりも、状況はより明快だと語った。

「過去2年、僕らは新型のマシンが機能しないことに混乱していた」

「ザルコは型落ちのマシンでしばしば僕らよりも速かった。もちろん、ザルコはとても速いライダーではある。だけど、時々古い方が新しい方よりも機能していたんだ」

「今の状況は、皆にとってもより明快だと思う。マシンはとても、とても似ているんだ。今週末(スペインGP)は、人間が違いを生んでいたと思っている。クアルタラロは常に速かったが、それは彼が上手く乗っていたからだ」

「そして(クアルタラロのマシンに)問題が起こらなければ……仮定の話だが、彼はヤマハ勢ベストの2位か3位、少なくとも先頭集団にはいただろう」

「それは良いことだ。将来、彼を倒すのは難しくなるだろうね。とにかく、今の状況は明確だ。マシンはいずれも同じ。だから開発(に繋げるの)はより容易になっている」

 チームメイトのマーベリック・ビニャーレスも、ロッシのクアルタラロに対する称賛に加わっている。

「彼は本当に良かった。正直に言って、このトラックは僕たちヤマハにとってかなり難しい場所なんだ。彼は週末を通して、とても速くマシンを走らせていた」

「彼は本当に良いライダーだということだ。チームにこういった人がいると、マシンへの理解を進めることができ、よりプッシュすることが可能になる。だからとても良いことだなんだ」

 スペインGPの最中、ペトロナスSRTの2台のマシンを後ろでじっくり見た時に、何か違いがあったかどうかを訊くと、ビニャーレスは「いいや、正直に言ってマシンは本当に似ているんだ」と語っている。

「レースの時、僕はよりスムーズに加速しようと試みていた。だからタイヤが荒れてきた時に、少し速く走ることができた」

「とにかく、彼らは1周目に本当に良いペースを示していた。そこはより理解を進めて改善する必要がある。ファビオとフランコが速いことで、チェックするデータをたくさん手にできたんだ」

Additional reporting by Oriol Puigdemont

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